少し昔のヨーロッパあたりを放浪していた民族をジプシーと呼ぶようです。民族の起源がどのあたりにあるのかは分かりません。日本にも「山の民」という放浪の部族がいましたから、どんな世界にもこういう方達というのはおられたのだろうと思います。
きっと人と争うのが嫌いな人たちの集団だったのではないかと思います。逃げて逃げて逃げまくっているうちに放浪することが宿命のようになってしまったのかもしれません。南米なんかではマチュピチュの空中都市なんかも逃げた部族が作り上げた隠れ里的なものらしいということになっていますね。
そういう過去世を持った方の施療をさせていただきました。この方はまた別々のお二人のお客様から当院を紹介されたそうで、そういう方も珍しいです。いやいやそういう方達と知り合っておられるというのは顔が広いというか社交的なジプシー民族らしいと言えばいえるかもしれないなぁと思います。
ボヘミアンとも言うらしいですが、こういう民族は常に差別の対象で在り続けた歴史があります。今、こういう情報過多の社会になって民族差別が無くなったかというと、全く無くなっていないのが現状です。アメリカなどという国は国の代表者が差別大好き人間で、政府関係者ほとんどが白人ばかりという徹底ぶりです。中国も漢民族以外は蔑視し続けているし、日本にも障害者差別やらなにやらまだまだ色々あるようです。
人の社会というものが成熟して冷静な大人の社会になるのはいつのことなのでしょうか?そういう変転をジプシーたちは見つめ続けているように思います。
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