亡くなられた方の遺骨をいつまでも手元に置いてお墓へ入れないという方がおられるようです。
若い年齢で亡くなられた息子さんとか娘さんであれば、親としてそのお気持ちはわからないわけでもないのですが、ご遺骨はやはり早めにお墓へ入れられてご供養されることが亡くなった方の為にもご遺族の為にも必要なことではないかと思います。
そうしなければもしかしたら魂は浮遊霊や地縛霊になってしまうかもしれません。そんなひどいことにはならないとしても亡くなった方の思いとしては、自分に対しての未練、後悔、そして妄執というようなものは生きて行くについては不要なものなのだと思っておられると思います。
決してこういうことを喜んで嬉しく思っているなどということは無いと思います。
心の平安というものは普通の生活を続けていく中に生まれて、人にとっては無くてはならないものです。普通の生活の中に「遺骨」がいつもそばにあるというのはありえないことだと私は思います。死んだ人は決して還ってはきません。生きている人には現実の生活をきちんと前向きに生きて行く義務があります。そのためには納骨をし、供養を重ねていくことが大切なのだと思います。
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