お客様に古い土蔵を取り壊すのだけれど何か「鎮め」の儀式などは必要ですかと聞かれました。
氣視してみると蔵の入り口正面のところに神様が宿っておられました。普通土蔵の係の神様は水の神様系なことが多いのですが、(つまり火事除けに)この土蔵には火の神様が祀られて守っておられました。
そこでその神様の真言と印を書いた紙を封筒に入れてお渡ししました。これを土蔵の入り口に貼っておいて壊す前に取り外して、いったん神棚にお祀りしておいて、整地し終えたら土蔵のあった場所の土の中に埋めておいてくださいとお願いしました。
こんな作法は私も知らないことなのですが、導きの神様である猿田彦の尊様が教えてくださったようです。長い間守ってくださっていた火の神様をそのままにして土蔵を壊してしまったらやはり多少は「障り」というものがあったかもしれません。触らぬ神に祟りなしと言いますから、何とか作法が済んでよかったように思います。
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