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2015年01月03日23:23

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960 姫路駅のC11 292

写真1と2はC11形C11 292、1969/9/28国鉄山陽本線姫路駅。

1945年日本車輌名古屋で新製、大阪鉄道管理局姫路機関区配属。1972年までずっと姫路の近くで活躍。

このロコは太平洋戦争の終戦まであと半年という1945年2月に竣工しました。戦時型設計で角ばったドームと木製のデフレクターを装備していました。このC11 292は後にきちんと整備され標準型となりましたが、どうしたわけか木製デフレクターの外枠を利用して鋼製のデフレクターが作られたようです。戦時型というと粗末な材料で、丸い部分を四角く作って工数を節約した粗悪な機関車というイメージで見られがちです。しかしこの角度でC11 292を眺めると四角いドームも機能的なデザインとして好ましく思えるのはサイト・オーナーだけでしょうか?

写真3はC11形C11 292、2012/4/12国鉄新橋駅西口広場。
1972年品川機関区へ転属、廃車。その後分解して新橋駅西口に運び、再組立の上静態保存されました。このころはC11の廃車も沢山あり、このC11 292も他の廃車のドームやデフレクターを流用して本来の設計に戻すことは容易だったと思えますが、戦時形の面影を残して保存されたのは意義のあることです。惜しいのはシールドビームのヘッドライトがそのまま残されて、ピッカピカに磨かれていることです。当時の廃車蒸気機関車から流用して、就役当時のヘッドライトに復元すべきでした。

デフレクターも戦時型原型のとおり木製に復元することは容易だったと思われますが、いかがでしょうか。

追加の写真と記事は http://satoyama.in/auto/sharyo/auto934.html と http://satoyama.in/auto/sharyo/auto933.html をご覧下さい。
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