“SOUND&VISION＋きれい”と題されたこの写真展、会場ロビーになんと鋤田さんご本人！そしてラッキーなことに、15分程度の立ち話ながら興味深いお話を1対1でいろいろお聞きする機会に恵まれました。昨年の東京都写真美術館にくらべ、展示演出に関してはややシンプルな今回の大阪展ですが、コンパクトに数多くの作品を楽しめるという点においてはこちらに軍配が上がると思います。会期はなんと来年2月2日までというロングラン、みなさんもぜひ。
今回は大阪色を演出したのか、東京展では展示のなかった故・桑名正博若かりしころの実にカッコいい写真が13点（＋桑名晴子3点）加えられていました。横にずらっと並ぶ圧巻の16点、そのもとにはおそらくファンからのものでありましょう、生花が手向けられていたのが印象的でした。この写真展の主演男優賞はまちがいなくデヴィッド・ボウイのものだと思いますが、助演男優賞となると今回は桑名正博がふさわしいでしょう。
鋤田さんとの語らいの時間は続き、いよいよ最後、私は今年最大の謎（?!）、デヴィッド・ボウイ「ザ・ネクスト・デイ」のジャケットの件にふれたのです（実はその前に一度場を辞したのですが、この件を思い出してどうしても訊きたくなり再び鋤田さんのもとに戻ったのです）。この件に関して鋤田さんの口から出た言葉はまったく予想外のものだったのですが、そのあたりはきょうの午後催されるトーク・ショーのネタバレになるかもしれず、ここではふれないことにしておきましょう。
↓鋤田正義展 SOUND&VISION＋きれい （BIG STEP HP）
http://big-step.co.jp/event/detail/2/
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