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2013年02月23日23:47

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『トラブル・メーカー』の歌詞と振付

「まったく救いようがないな!
いいか、僕は君たちの好みや偏見なんか気にしない!」

酒場の客たちにしつこくからまれたモーツァルトが、
こう言い放つのをキッカケに、いきなりサビ部分から始まる
『トラブル・メーカー』のカッコ良さには毎回しびれた。
くるくるくるっとスピンして歌い出す耕史モーツァルト。

♪常識なんて ぶち壊せばいい
 縛られるのはごめんさ
 何を怖れてしがみついている
 決められたことを信じているだけ
 そんな人生で満足するのか

歌詞内容も、まさにロックンロールしているけれど、
アンサンブルのひとたちが舞台面をスピーディに変えてゆくのも見もの。
歌の要所要所で、四つ並んだ長テーブルの位置がどんどん変わっていくのだ。

酒場の最初の場面では、
俯瞰で見るとテーブルの位置はこう。 
  
 \ / \ /

モーツァルトが歌い出す直前に、
アンサンブルの手によって椅子は避けられ、
テーブルは横一列に。
           
 ─ ─ ─ ─

モーツァルトはこの一列テーブルの上で激しく歌い踊る。

♪自由のために壁を壊そう

のあたりで、テーブルは再びババッと位置を変えられ、縦四列に。

 | | | |

この縦列の奥から、

♪くだらないルール 守るのはやめろ

と登場するところもばしっと振りが決まっていて惚れ惚れ!
テーブルはさらにまた位置を変え、
最後のあたりはこんな感じ。

 /  /  \  \

モブシーンというのは動きがダイナミックで実に楽しい。
そしてこの群衆を従えるようにして動く主役の素晴らしさ!
あまりにも誇らしくて胸がじーんとしてしまう。

それにしてもモーツァルトの歌の歌詞や台詞は、
実に耕史くんにぴったりだと思う。
ヘドウィグやジョナサンなど、今まで演じて来た役の
台詞などとも重なり、響き合うのだ。
過去のチクチクなども手掛けた吉川徹さんの上演台本だから、
耕史くんのイメージをよく分かっているせいもあるかもしれない。
彼こそずっと戦い続けているひとなのだから。


♪レールを踏み出せ 戦い続けろ
 今打ちならせ 勝利の鐘を

 常識なんて破るためのもの
 縛られるのはごめんさ
 怖れはしない 声が枯れるまで
 歌い続けよう 反逆の歌を
 腐った目をして生きるのはやめろ
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