写真1はモハ5251形モハ5251、写真2モハ5252、1976/6/4上田交通別所線上田原駅。1928年に株式会社上田温泉電軌(後に初代上田電鉄→上田丸子電鉄→上田交通→2代目上田電鉄)が日本車輌製造でデナ200形201〜203の3両を製造。半鋼製車が登場した頃は木造車の設計手法を引き継いでいて、 床下には木造車と同様の台枠垂下を防ぐターンバックル付クイーン・ポストが取り付けられていました。端面が独特のカーブとなっているシングルルーフでお椀型ベンチレーターを装備していました。エレガントな楕円の戸袋窓がチャームポイントです。
初期の半鋼製車は技術的な制約のためか、メーカーが異なっていても同じようなデザインでした。1926年に川崎造船所で6輌作られ、初代伊賀鉄道→大阪電気軌道→参宮急行電鉄→近畿日本鉄道伊賀線で活躍していたモニ5181形5183です。
ローカル私鉄の荷物室を持つ半鋼製車、1輌で国鉄のホームの隣で乗換客を待っている光景は強い郷愁を誘うものがありました。
追加の写真と記事は
http://satoyama.in/auto/sharyo/auto637.html をご覧下さい。
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