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2011年04月07日18:29

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ディープな鉄ネタ〜「普通」と「各駅停車」の違い  後編

 立て続けに一つ、ネタを。
前回の記事では普通の事について書きましたが、ここでは各停の事について書いてみます。

 JR東日本が各停を採用している路線は、京浜東北線、中央線、総武線、常磐線、埼京線、京葉線、武蔵野線、横浜線、南武線です。このうち京浜東北線〜常磐線にはある共通点があるのです。それは、普通と同じルートをたどっている事です。

普通が走ってる区間には各停しか止まらない駅が存在します。これはその町の発展によって新設された駅がほとんどです。このような駅に普通が止まるなると、列車のダイヤが過密化してしまい、所要時間も長くなります。そこで、各停が走るための専用線を敷いてダイヤの充実性を図ったのです。そして普通が止まらない駅に止まる列車には各停を採用したのです。

一方で埼京線〜南武線に関しては普通との同じルートがありません。これは元々周辺を走る路線の多くが各停を採用している事で普通を採用しても意味がない事や、横浜線のように京浜東北線と直通運転を行っている関係による種別の統一などがあると思われます。

ところで、この記事を見て埼京線を利用している方なら「埼京線だって各停でも池袋〜大崎間には通過駅あるぞ!」…と突っ込むと思いますが、元々池袋〜大崎間は利用価値が薄れた山手貨物線の区間を旅客運用に回しているためにこのような錯覚が生まれているのです。事実、池袋〜大崎間というのは埼京線ではなく山手貨物線(池袋〜赤羽間は赤羽線)というのが厳密な路線名ですし、京浜東北線という路線名も厳密に言えば存在しない名前なのですから。

以上の事から普通と各停の違いとは、全ての駅に停車する種別には普通が、各停は普通が止まらない駅に停車する、いわば「普通の中の普通」というのが私の結論です。



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