mixiユーザー(id:949383)

2010年05月01日00:54

54 view

『新選組!』を見返す

1月半ばにとうとう古いブラウン管のテレビがつかなくなり、
2月半ばにようやく新しい液晶テレビとレコーダーを買って、
DVDが鮮明に見られるようになったことが嬉しく、
今まで意図的に封印していた『新選組!』のDVD-BOXを見返し始めた。
横長画面で観るのは新鮮。

しょっちゅう見る人も多いようだが、
見始めたら止まらなくなるに決まっているから、あえて避けていたのだ。
でも今回は、第1話から決して間を飛ばさず順番にきちんと観ていって、
ちょうど4月頭で最後まで見終えた。
最初から最後まで総ざらいしたのは初めて。
そして改めて、なんと魅力的な作品だったんだろう、と胸いっぱいになった。

観ていると、本当に誰も彼もが愛おしくなってくる。
こまごまとした伏線が、あとでぐっと効いてくる。
彼らとの距離がどんどん縮まって、一緒になって笑ったり泣いたり。
いろんな思いが沸々とこみ上げてきて、組!友達と語りたくなってくる。
名場面、名台詞のあれこれを、繰り返し反芻したい。
ああ同じ思いのひとたちと、一緒に全49話観られたらどれほど盛り上がることか。
でも飲まず食わず眠らずというわけにもいかないから、
せいぜい一日7話ずつ観るとしても、まる一週間かかってしまう。
やっぱり不可能か。

まあ、その替わりのように、当時毎回詳しい感想を書いていたひとの
ブログのアーカイブ記事を読み返したり、
後半の回になってくると、ほぼ日のたらたらと長いTVガイドを読んで、
http://www.1101.com/2004_TV_taiga/index.html
そうそうそう、と何度も頷いたり笑ったりしていた。
久しぶりに日野のゆかりの地めぐりや、品川宿めぐりなどもした。
予想通りすごい吸引力。

放映当時は、番組の最後に紹介されるゆかりの地も未知の場所だったけれど、
その後京都も日野も会津若松も函館も江差も、殆どの主だったところは行ったなあ。
西本願寺が移設された播州の亀山本徳寺にも。
去年は、居酒屋チェーン「はなの舞」が復活させた「池田屋」にも入ったしなあ、
と感慨にふけった。

本当に画期的な作品だったと思う。
『組!』は終わってからも全然終わらなかった。
むしろいろんなことがここから始まった。
この作品で小劇場の役者さんたちを多く知り、舞台に通う回数も増えた。
なかでも土方を演じた耕史くんの活動を追うことが生活の中心となり、
幕末の史跡めぐりも頻繁になった。
各地のイベントにも足を向け、大事な友人たちとも知り合った。
組!以前と組!以後で世界は変わったのだ。

このDVD−BOXを購入した時も、ちゃんと見ていない友達に見て欲しくて、
福山市の友人に送り、そのひとが見終えたら名古屋の友人に回してもらい、
しばらくあちこちをぐるりと回っていて、手元になかなか帰ってこなかったが、
なにしろこの素晴らしい作品を、すみずみまで堪能して欲しかったのだ。
私は生涯『組!』を愛するだろう。

0 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2010年05月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

最近の日記

もっと見る