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2010年03月14日11:12

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374 頚城鉄道 5

写真1と2は頚城鉄道ホジ1形ホジ3、1966/8/7新黒井駅にて。ホジ3は1914年の頚城鉄道開業時に日本車輌で作られた客車ホトク1を、1932年にガソリンカーに改造したものです。写真2はホジ3の車内です。中央で大きな顔をしてでんと座っているのは床下に収まらなかったエンジンのカバーです。運転台との仕切りはご覧のように背の低い木造のパーティションでした。改造前の特別客車ホトク1は、車体のデザインは他の客車ホハ1〜5と同じでした。しかしデッキから車内入ると中は畳敷きで入り口には傘立てと下駄箱が用意されていたそうです。春、菜の花畑や桜吹雪の中を窓を開けて・・・絣の座布団に座り、和机にもたれかかりながらコトコトと走って行きたいものです。始発駅の売店で買ったおはぎ(近在の農家の奥さんが作ったのでしょうか)がお供です。山の端の終着駅には松林に囲まれた茅葺の湯治場でもあるのでしょうか?

写真3は頚城鉄道ハ5、1966/8/7百間町車庫にて。このハ5の前身は青梅鉄道(現JR青梅線)が軽便鉄道として開業するとき(1894年)に準備した客車です。青梅鉄道が改軌したとき(1908年)に車輌は魚沼鉄道に譲渡されました。さらに1922年鉄道省が買収して魚沼軽便線となり、1954年に改軌され国鉄魚沼線となりました。ハ5とハ6は1949年に魚沼線から頚城鉄道にやって来ました。このハ5は後に新潟鉄工所(現新潟トランシス)で復元工事が行われ、新潟県立自然科学館に保存展示されています。

追加の写真と記事は http://satoyama.in/auto/sharyo/auto494.html をご覧下さい。
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