mixiユーザー(id:11123951)

2008年12月10日22:33

44 view

241 カラクリ人形 弓曳童子

さて12/6は待ちに待ったMBSI 日本支部の年次総会、写真1の犬山市文化資料館に集合。その向かいにあるからくり展示館玉屋庄兵衛工房を見学。オルゴールとヨーロッパの自動人形は縁が深いのですが、日本のカラクリ人形はどうなんでしょうか。会員の中に現代のカラクリ人形師玉屋庄兵衛さんと親しい人がいて、特別に弓曳童子(写真2)を見せてもらいました。これは江戸時代にオリジナル(今はトヨタ財団所蔵)が作られたもののコピーです。歯車の一部は黄楊(ツゲ)の木で作られ、樫(カシ)の木で出来たシャフト、真鍮(シンチュウ)製のスプリング・モーター、純金のウエイトなどから組み立てられています。

弓曳童子を起動すると、扇型の台から矢を指でつまんで取り上げ、弓に番えて(つがえて)正面の的を狙って射るのです。4回矢を射るのですが、3回は見事に1mほど離れた的に的中。1本はわざと重心を外して作られた矢なので、的には当たりません。

工作機械も無かった江戸時代の職人が、ここまで精巧な自動人形を作ったのにはオドロキです。九代目玉屋庄兵衛師は江戸時代の工法を厳格に守って、このような小さな座敷からくりや、巨大な山車カラクリ(ダシカラクリ)の新規制作や保守に携わっています。なお、この座敷からくり弓曳童子は受注生産だそうです。お値段は!!!!デス
1 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する