朝の散歩と朝食のあと、段ボールのサイズに合うよう蔵書をプチプチで一冊ずつ梱包して詰めた。一部の本については、「表紙は私が受け取った時点からありませんでした」「綴じ糸が劣化しているのでご注意ください」等々、注釈書きを付け、さらに天地が逆さま

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　昨夜、いちごジャムを作り、小さなロールパンに塗る……というよりいちごをパンの上に2粒載せて食べた。そろそろいちごの季節は終わる。本来いちごは今頃から旬になるはずだが、市販のいちごは九分九厘がハウス栽培だから、5月も末になると店頭のいちごは売

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　今日で蔵書の解読と書き写しが終了。明日、文学館の担当者に手紙を綴って、一冊一冊プチプチで包んで梱包し、宅急便に乗せるだけとなった。半年にわたってパソコン机の脇にずっと置いていたので、ある意味ストレスも強かった。　朝から曇天だったが、午後2

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　WEB広告で「お風呂でたった1分　奇跡の指間健康法」という文字とペディキュアが施された女性の艶めかしい足の写真があった。怪しい情報商材かネット通販の健康グッズだろうと思ったが、思うところがあってクリックした。20年ほど前、五木寛之のエッセイ集で

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　昨晩から調子が悪い。歯が痛み出し、微熱があって、動くのが億劫だ。単なる体調不良なのか、風邪を引いたのだろうか。　今日、渋谷でピアノを中心としたコンサートがあって行くつもりだった。が、どう発奮しようと渋谷まで出る空元気は起こらない、と朝の時

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　太古の昔から勘違いしている人は一定の割でいたが、21世紀以降、日本で言えば一億総勘違い社会になった。小金井市で女性アイドルが全身20箇所を刺された事件のテレビニュースを見たとき、不謹慎な感想だけど、アイドルというのは偶像崇拝の「偶像」で、自分

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　朝、ラズリと散歩中に「生きているって愉しいねぇ」などとわざとらしく話し掛けたら、それから半日近く、自己暗示にでもかかったのか、満更ウソでもないような気になった。快晴だったことも手伝った。　今日も土を触りたくてトウガラシのポット苗を本植えし

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　朝、トウガラシのポット苗を移植していたら、郵便物が届く。DMと請求書の他に2冊の書籍小包があった。　手を丁寧に洗ってタオルで水気を完全に拭き取った。およそ本という本すべて、最初に手に取る時は一種の緊張感がある。本は最も原初的で身近な文化だ。

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　ラズリ様御用達のドッグフードが残り2週間分を切ったので、クルマでホームセンターへ行った。　藤沢と辻堂の真ん中にある大型ショッピングセンターだ。電気店や衣料店、100円ショップとか玩具屋とか雑貨店、スーパーマーケットも2店舗併設されていて、コー

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　昨夜は寝ることに失敗した。午前零時を回ったところで入眠剤を服み、そのままソファーの上で「サイゾー」誌を読み続けていると、薬効のピーク時を過ぎてしまい、午前2時を過ぎてもまだ眠れない。やむなく錠剤を半分噛みちぎってグレープジュースで流し込み

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　室内で育てていたトウガラシのポット苗を少しずつ庭の「バケツ畑」に移植している。今年もペペロンチーノやカレーなどに使う黄金トウガラシは自給率100パーセントにしたい。　庭の隅にある土の山からスコップで底に小さな穴を開けたバケツに土を入れる。が

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　晴れた日も嫌いじゃないが、雨が好き。って書くと、高橋洋子（女優）の同名の小説『雨が好き』をいま、思い出した。もう何十年も彼女の名前を目にしていないが、どんなふうに生きていらっしゃるのだろう。　朝は大雨のなかをラズリと10分ほど散歩。大小を済

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　その昔、オウム真理教の広報部長に対して「ああ言えば上祐」と世間の人はモーレツに怒っていたが、舛添の会見に於ける言説を新聞やネットのニュースで読んでいると、上祐史浩の饒舌さを思い浮かべてしまった。盗人にも三分の理で、この手のひとは盜んだこと

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　5月15日と言えば五一五事件。1932年に起きた「テロ」だが、奇しくもこの日は今日と同じ日曜日だった。帝国海軍の将校が犬養毅首相を暗殺し、日本が対中対米に向かっていざ戦争へと舵取りをした暗黒の昭和維新。大学受験の日本史では「必ず覚えておくべき歴

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　昨日の朝イチ9時、昭和9年刊の詩集を宅配便で受け取った。想像以上の美本だったので喜びというより安堵感が先に立った。ここ半年、同じ時代の本を読んでいて、第一につらいことは手に持って読むことがかなわないということだ。保存状態が悪い古書籍は本の重

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　昨夜、入眠剤を飲んだ直後、奇妙にして正当でもある考えが浮かんだ。　詩人を研究するにあたって、生前に出した唯一の”自費出版”詩集『木葉童子詩経』の完全コピー本を読んだ。この詩集は詩人が6年にわたって隠棲した湖に戦後建てられた旅館に1冊だけ残っ

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　入眠剤が切れかかっているのでかかりつけの病院へ行く、というのが最低源午前中にやるべき課題だ。午前10時半の鎌倉は、雨は降っていないもののまるで台風のような強風が吹き荒れていた。向かい風なので自転車が前に進まない、どころか、途中で一回、静止し

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　朝、ラズリに朝食を食べさせて散歩へ。ゴミ置き場を見ると、紙ゴミや雑誌を括った束があったので、帰宅したら私も溜まった雑誌を出そうと思った。　20分ほど歩いて帰宅。すぐに不要な雑誌を選び出してビニール紐で縛ったのち出しに行ったら、回収されたあと

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　朝、新聞を順々に開いて、投稿欄（「声」）をスルーしようとしたところで、「シリアの病院への空爆に怒り」という埼玉県在住の主婦（43歳）の投稿が目に止まった。　シリア北部で「国境なき医師団」（MSF）が支援する病院が、この4月末、空爆を受けて患者と

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　朝、天気がいいことを確信したので、窓という窓すべて廃棄する台所用スポンジでテキトーにこすり、庭の水道ホースでノズルをシャワーにして勢いよく洗い流した。水が太陽の光に向かうと中空に虹が浮かぶ。虹が見えている間は、自分が小学生に戻ったような気

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　明日から大相撲の夏場所が始まるらしい、朝刊のほぼ一面を使った番付表を眺めていたら、30分くらい時間が経った。子どもの頃から、表組みやグラフがあると、データを比較対照しながら分析する癖があるので厄介だ。　相撲ファンが嫌うモンゴル勢とガイジン力

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　新聞休刊日は朝が淋しい。前日の朝刊の沢木耕太郎の連載小説をスクラップしたあと、その日の連載を読む、という習慣が1年以上にわたって続いているため、コーヒーを飲んでいて欠落感がある。　昨日の昼、マイミクさんが高評価していた創味シャンタンでチャ

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拝啓　新井千裕様　不意打ちのように『あおむけで走る馬』が目の前を走り過ぎようとして、背表紙に新井千裕という文字が見えた気がしたので、あわてて手を伸ばしました。手に取ってみたら、錯覚ではありませんでした。わたくし事ですが最近、過去に読んだ著者

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　台風のような嵐が去ると、あっという間にピーカン。ラズリと散歩に出て空を見上げていると、頭の中で大瀧詠一の「ペパーミント・ブルー」が流れ出した。♪空も海も遠のいてゆくよーーー。酔っぱらった中島らもさんと同じ脳内リゾート気分。　ペペロンチーノ

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　中華を食べに半島の先っぽへ行った。通い始めて7年だ。　店主の彼と知り合ったのは、胃潰瘍で緊急入院した病院だった。病室は違ったが、彼はひどい腱鞘炎で入院していた。中華鍋を振り続けた「勤続疲労」が蓄積し、ついには腕の上げ下げもかなわないほどに

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　不正の許容範囲、というのは、人間性を計る一つのバロメーターかもしれない。　たとえば覚醒剤を常習していた清原に対する見方とか、都市再生機構の口利きで辞任した甘利元大臣とか、ゲス不倫のベッキーなど、不正のジャンルが違う具体例を3つか4つ挙げて「

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