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2016年05月20日21:01

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ここ田舎ですけど(爆)

 ラズリ様御用達のドッグフードが残り2週間分を切ったので、クルマでホームセンターへ行った。
 藤沢と辻堂の真ん中にある大型ショッピングセンターだ。電気店や衣料店、100円ショップとか玩具屋とか雑貨店、スーパーマーケットも2店舗併設されていて、コートには常時クルマが展示されていて(各ディーラーが順に使用しているようだ)、ありとあらゆるショップが揃っている。
 ドッグフードや珈琲ドリップの特殊フィルターなどを買って一度、クルマに戻って買い物袋を収めたあと、喫煙所に行った。一服したらフードコートでランチがてら讃岐うどんを食べよう。
 喫煙室にいたら、30歳を過ぎた大柄なデブとお母さんと覚しき60年配の女性が入って来た。母親をわざわざ空気の汚れた空間に入れることもなかろうに。
 壁に貼られたポスターを母親が指差して、「最近の若い女の子は誰も可愛いね」と30過ぎの息子に語りかけると、そやつは一瞥した次の瞬間、ひどく尊大ぶった口調で「ああ、こいつら、EXILEの妹分でさ、どいつもこいつも田舎者ばっかりなんだ」とのたもうた。明らかに彼女らを見下しているニュアンスがあったので、そこで初めて、彼の顔とファッションをしげしげと見てしまったのだった。
 身長174センチくらいで、推定体重100キロ。何色もの縞模様が入った推定中国製の半袖シャツと、綿パンと言えばしゃれているが薄手の不格好なズボン(パンツとは呼べない代物)、4〜5日は剃っていない無精髭が顔の下半分に拡がっていて、煙草を持っていないほうの手にはユニクロの袋がだらーんとぶら下がっていた。どう見たって無職っぽい。だいたい金曜日の午前11時45分なんて時間は、会社員でもサービス業従事者でも忙しいのが相場だ。
 もし彼が「どいつもこいつも田舎者」発言をしなけりゃ気にも留めなかったのだが、つい心の中で「このショッピングセンターだって田舎者が集う買い物場所なんですけど」「あんたのファッションも容貌も、笑いこけたいくらいに田舎者なんですけど」とツッコんでいたのだった。そのポスターは「right-on」という衣料品店のもので、女の子たちはE-GIRLSというグループ。以上はうちに帰ってネットで調べてみてわかったことなのだが、彼の言う通り確かにEXILEの妹分だった。しかしぱっと見ただけで女の子集団を言い当てて出自まで頭に入っているとは、オタクって半端ねえ知識量だと感心もした。私は26年来のMacオタクだが、知識は少ない(笑)。で、なんで尊大なオタク野郎に対しても寛容にならなきゃと思ったかは、昨日読んだ「ビックイシュー」誌のインタビュー記事がずっと頭に残っていたからだ。
 山元一慶応大院教授が比較憲法学の立場から日本国憲法を語っているのだが、こんなくだりがさらっとあった。
<世界の憲法を見渡しても『すべての国民は、個人として尊重される』と謳う日本国憲法第13条は特に美しいと山元さんは言う。「『個人』と書かれていることに勇気をもらえる気がします。個人を大切にするからこそ、一人ひとりの多様性を大事にする社会、ダイバーシティにつながっていくのですから」>
 自民の改悪憲法草案では、この13条以外でも「個人」は意図的に抜かれている。昨年来憲法学者らが権の低下について危惧する主張を声高に発言しているのだが、なぜか第9条ばかりに国民もマスコミも注目していて、個人の尊厳とか基本的人権の在り方がうやむやになっている。国家に役立つ人間は○、役立たない人間はダメ、という国民論は、ネトウヨ親衛隊にだけ通用するファッショであって、いまの中国でも通用しないような論理だ。
「すべての国民は(沖縄県民を含む)、個人として尊重される」と米軍基地半減期までは改正しておいてある程度返還されたところで元に戻す、というのならいいかもしれない。
 
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