朝、ラズリに朝食を食べさせて散歩へ。ゴミ置き場を見ると、紙ゴミや雑誌を括った束があったので、帰宅したら私も溜まった雑誌を出そうと思った。
20分ほど歩いて帰宅。すぐに不要な雑誌を選び出してビニール紐で縛ったのち出しに行ったら、回収されたあとだった。走って行っただけに不運だ。
朝食後、詩人の蔵書を一冊ずつ手に取って、目次や奥付を見たり、アンダーラインの箇所を再読したりしていると、たちまち2時間が過ぎた。空が晴れて来て、窓から射し込む陽差しが眩しい。家の中なのにサングラスを掛けたいくらい。
ちょっとドキドキしながら「秘密の行為」をした後、雨がまだ降りそうにもなかったので、自転車に乗りたくなった。このところ逗子方向に行ってないので、ブックオフ目的でサイクリングをしよう。
夏になると必ずと言っていいほどテレビの「お化け特集」で取材される小坪トンネルだが、車道の幅員が狭いため、私は一段高くなった歩道を走ることにしている。後続のクルマに引っかけられでもしたら、大怪我になる。が、世の中には豪胆な女性がいるもので、子供を乗せた電動自転車で車道で走っている母親がいた。数日前に我が子を交通事故で亡くした自転車ママがいたことをつい思い出してしまう。自転車は車道を走るものだと道交法では定められているが、道幅が狭いトンネルでは法律より安全を優先させたほうが私はいいと思う。もし自分がドライバーの立場だったら、怖くて自転車を追い抜くことをしない。
新刊書店では素通りする児童書のコーナーとか、インテリア雑誌の一群を眺めていると、心が安らぐ。興味を惹かれた本は手に取った。
岩波文庫で以前から「あれば買い」の翻訳書があったので、手に持った。小説というか作家棚で『デパスな日々』という背表紙が目に入り、「あのデパス?」と手に取ってみた。デパスは不安を鎮めていい眠りを導く処方薬で、時々服んでいる。帯には「60代ーー漠然とした不安を抱えた女たちへ」という素っ気ないコピーだけが載っていた。無名に近い女性だが、せっかく出会った縁だと思って、買うことに決めた。6本の短編が収められている。
芸能人本も普段ならまず行かないコーナーだが、この店では作家棚の隣に位置しているので、少しの間、目で追っていると、ありました見つけました、石田ゆり子のエッセイ集が2冊。
『C’est joli』と『旅と小鳥と金木犀 (天然日和 (2)) 』。前者はページ数が少なく、写真も数多く載っている。美容や健康、ファッション、ライフスタイルなど、どちらかと言うと女性向きの内容だった。自分には珍しくその場で立ち読みというか拾い読みをし、だいたいの内容が頭に入ってしまった。石田ゆり子は私と同じてんびん座、性格は頑固で、犬も猫も好き……。読んじゃったものは仕方ないので、『旅と小鳥と金木犀 』1冊だけ買うことにした。しかし、ラッキーだなぁ。きれいで帯も付いているのに、108円でゲット出来た。
自転車で走るにはちょうどいい気温だ。帰り道はやや追い風だったこともあって、快適に走れた。途中で喉が渇いてきたがうちまであと10分だ。早く帰って自分が淹れた珈琲を飲みたい。
帰宅して念願の珈琲を飲んだら、今度はラズリと散歩だ。まだ雨は降り出していない。サイクリングで少し疲れたが、充分に散歩にさせなきゃ。石田ゆり子は犬の散歩を毎日1時間させている、と書いていた(笑)。
晩ご飯のあと、長文の「カード」を書いた。書き終わって一度読み返してから、お寺に持って行った。奥様は明日お引っ越しをされる。
「コロッケ余ったんだけど、持って帰られる?」と笑いながら尋ねられたので、「ええ、いただきます」と受け取った。
この日記を書き終わったら、夜食はコロッケだ(^o^)。
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