【言葉について】14/03/20

意外にも、人間は考えない葦である。

人は普段(私も含めて)、言葉を音(ｵﾝ)で捉えているのか、意味等をよく理解せずに使用している場合が多々あるように思える。

私の恥ずかしい例を挙げると、
「ああ、この人、責任転換してる」
と、私が言った事を聞き逃さずに、人が、
「可笑しな事を言ってる」
と、注意してくれた。
「責任転嫁」を知らないはずもないのだが、おっちょこちょいな自分に気づき、恥ずかしいながらも、普通は誰もしてくれない嬉しい指摘だと思った。

意味をちゃんと理解しているか、ということに関して言えば、言葉は人により感じ方考え方が違うので、それは、大変曖昧ではあるのだが、
「意味が伝わればいい」
と言う人に限って、曖昧な言葉を発し、聞き手に対して迷惑を掛ける場合があるのではないか。

愛とは、恋とは。というような言葉について。
他人に対して、死ぬほど胸が潰れそうな想いを感じた経験がある人と、そうでない人にとって、それぞれの「恋」は、全く別物になるだろう。愛についても同様。しかし、アマチュアであろうと、詩人であるならば、自分なりに、使用する言葉の意味については、ある程度のレベルまでは掌握しておくべきであるし、テーマとして使用する言葉については特に熟考すべきであると考える。