迷走台風漁師の腕組み解けぬまま(緑沢克彦) 「特選奄美俳句5選/第一集」より。 選者大橋愛由等の鑑賞は以下のアドレス参照。 http://shimauta.jugem.jp/?month=201610 ここ二三日のうちの漁は諦めているのが内心だとしても、ひょっとして進路が外
年の瀬やヒャールガヤッサと霊おくる(石屋兼) 「特選奄美俳句5選/第一集」より。 奄美で発行されている南海日日新聞の文芸欄「なんかい文芸」に所載された句の中から毎月五句を選んで、豈の同人である大橋愛由等が同紙に発表したものをまとめた。上揚句
「小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム」(集英社文庫)を書店の新刊コーナーで見かけて衝動買いした。早速読み進めているところだが、各章ごとに、対談本には珍しく註が付いている。 元日本テレビのディレクターで、「シャボン玉ホリデー」の演出などを
昨日は久しぶりに、メランジュへ。南海日日新聞俳句欄の選集を貰う。大橋愛由等選である。奄美の俳句は、またゆっくりと読もう。 昨日の投稿詩を以下に記す。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−不思議な崩壊音が
当方が生まれる以前に流行ったギャグや歌が頭の片隅に残っている。現物がどうなのか、時に気になる。思いついたまま、見ていく。高勢實乘(たかせみのる) 「あのねおっさん、わしゃかなわんよ」という科白が一世を風靡したと聞く。竹中労の文章で初めて知
昨日は、知り合いが出演する関係で、生まれて初めてバレエを見に行った。「くるみ割り人形」の断片を聞くことはあったが、断片はこんな順番で演奏されるのかと、ある意味新鮮に聞こえた。バレエは出演者の技量がバラバラに見えたが、主演級の技量は大したも
みどりごの固さの氷菓舐めにけり(岡村知昭) 棒付きのアイスキャンデーの固さは言われてみればそんなところかも知れない。 表面さりげなく、若干、スウィフト的なブラックユーモアを漂わせながら。結語の「けり」が、意を決して氷菓に取り組んだかのように
夕食は、昨日作った煮込みハンバーグ。昨日のうちに食べても良かったが、すでに別の夕食が用意されていたので今日となった。煮込むソースには大量のブランデー、レミー・マルタンを入れた。 実家に飲みかけのまま置かれてあったものだ。少なくとも、二十年
東野健一氏の葬儀に参列してきた。葬儀の最後に、彼が最後に書いたという文章が参列者に配られた。以下全文引用する。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ポトゥアとの出会いははるか昔になる。万博記念公園
新聞にも出ているので、書いても良いだろう。愚息が大好きであり、世話にもなった紙芝居作家東野健一氏が逝去した。https://www.youtube.com/watch?v=ip1CMa9ugqg愚生とは紙芝居を行う前からの知り合いでもあった。職場で何か講演会をと言うときに、当方の発
居酒屋の廊下に段差河童の忌(前田霧人) 句集「レインボーズ エンド」より。躓いたときに、ふっと芥川龍之介を思い出した、ということか。読後感に、いささか苦味の残る彼の作品を思い浮かべてもいるだろう。 その後の一杯を献杯としつつ、泥酔に至らずほ
家の前の側溝とアスファルトの隙間にピンクの花が咲いて、寒さにもかかわらず一向に枯れる様子を見せない。なんの花だろうと調べてみると、「姫蔓蕎麦」という花だった。「姫蔓蕎麦」あるいは「ヒメツルソバ」で画像検索すると多量に出てくる。明治時代に園
年末にご近所からつきたての餅をもらった。そろそろ、その餅の黴が気になる頃になってきた。早めに食べた方が良いのだが、腹が膨れやすい食材だけに、つい食べるのを後回しにしてしまう。 黴を気にして冷凍庫に放り込んでおくと、盛夏にまで冷凍庫の隅に残
お歳暮として青汁を贈ってもらった。さきほど、試しに飲んでみた。説明書に書いてある最低限の水の量で溶いたので、味は濃いはずだ。しかし、思ったほどのえぐみはなかった。とは言えども、おいしいかと聞かれると微妙と答えざるを得ない。 本日の夕飯は、