超古蒸留酒

　夕食は、昨日作った煮込みハンバーグ。昨日のうちに食べても良かったが、すでに別の夕食が用意されていたので今日となった。煮込むソースには大量のブランデー、レミー･マルタンを入れた。
　実家に飲みかけのまま置かれてあったものだ。少なくとも、二十年は経っている。弟がまだこちらに勤めていた頃、実家に残したものだ。ブランデーは、あまり飲まないが東京から弟が取りに帰ってくるとも思えず、最近我が家に持って帰った。
　ところが、ブランデーの蓋を開けようとしたところ、コルク栓が劣化のために折れて、取っての部分がねじ切れてしまった。ちょうどワインのコルク栓のような状態となった。
　ならばと、コルク栓を開けるスクリューをねじ込んだところ、劣化したコルクがぼろぼろとブランデー壜の底に落ちていった。コルクは壜にへばりついたまま、細い穴が開いた状態となった。どうしようもないので、茶漉しでコルクの粉を濾しながらペットボトルに移し替えた。ここまでやったところで、飲む気が失せた。
　煮込みハンバーグの中へ大量投下となった次第。

　　デミグラスソース中ダイヤモンドダスト