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2017年01月14日21:55

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気儘徒然句鑑賞二十四

みどりごの固さの氷菓舐めにけり(岡村知昭)
 棒付きのアイスキャンデーの固さは言われてみればそんなところかも知れない。
 表面さりげなく、若干、スウィフト的なブラックユーモアを漂わせながら。結語の「けり」が、意を決して氷菓に取り組んだかのように響く。
 結局、人は、人を食っていくことでしか生きていけないのだという諦念を受け入れるにはほど遠いところで、そのつど意を決さざるを得ないか。

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