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日記一覧

1950年当時の銀座の街の様子が映し出されるのが楽しい。銀座4丁目の和光ビルがあり、都電が走り、夜のネオン街が描かれる。工事中だった「トルコ風呂・温泉のデパート」(東京温泉という温浴施設が銀座にあったらしい!)の看板も映し出される。銀座の街を少

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NHKが村上春樹原作の短編集『神の子どもたちはみな踊る』より4つの短編を4回に分けてドラマ化した。村上春樹の不条理で不思議な世界をしっかりと映像化したのは、果敢な挑戦だったと言えるだろう。この奇妙な世界のメタファーとはどんな意味なの?と問われ

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レオス・カラックスのゴダール風の映像詩である。「パリの現代美術館ポンピドゥー・センターからの委任で構想するも、予算が膨らみすぎたため実現しなかった展覧会の代わりとして制作。「いま君はどこにいる?」というポンピドゥー・センターからの問いかけを

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香川京子が中学を出たばかりの長女役で家族を紹介するナレーションで始まる。少し幼い感じもするが、パン屋の息子の岡田英次との恋も描かれ、舌を出したりして明るい茶目っ気のある女の子を演じている。最後は叔母さんの中北千枝子の髪結いのモデルとして花嫁

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戦前の1935年の古いモノクロ作品。成瀬巳喜男のトーキー3作目。劇作家の中野実の戯曲『二人妻』を映画化。男が妻とは別にもう一人の妻を持ち、二つの生活拠点を持つ家族の話で、ある意味成瀬巳喜男らしい作品で面白かった。都会的な男女の軽いコメディタッチ

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長野の田舎から都会に連れてこられた小学校6年の男の子(大沢健三郎)と東京の旅館の妾の母親の娘、小学校4年生の女の子の順子(一木双葉)とが寂しい家庭環境の中で出会い、ともに海を見に行く物語である。乙羽信子が若い。長野で夫を亡くして男の子の秀男

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エドワード・ヤンのこの傑作映画『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』レビューは、2017年にデジタルリマスター版での劇場公開の時に観て書いている。(https://hideyosi719.blog.fc2.com/blog-entry-1138.html)きっと何度観ても面白い映画だと思う

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塩田明彦監督は、少年少女を撮らせると上手い。『月光の囁き』(1999)、宮崎あおいが初々しい『害虫』(2002)などの初期の塩田映画は大好きだったが、最近また少女たちを扱った『さよなら くちびる』(2019)を撮り、それがとても良かった。やはりこの監督は

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マイミクのnaoさんからススメられた日本映画のコメディ。渋谷実監督とは、松竹に入社し、成瀬巳喜男、五所平之助、小津安二郎の助監督を経験、松竹蒲田らしいメロドラマに乾いた笑いを取り込んだ作品を次々と発表した監督として知られる。「存命中は小津安二郎

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旅の二日目は黒川温泉から高千穂峡へ向かった。高千穂という土地はアマテラスが籠もった「天岩屋」の神話の伝承地があり、そして天孫降臨の神話の場所とされる。天孫降臨(てんそんこうりん)とは、高天原の天照大神(アマテラスオオミカミ)は葦原中国(あし

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備忘録として、少し前になったが2025年春の九州への旅について記しておく。そもそも今回の旅は、去年私の仕事が一段落したことを祝って、娘からJTBの旅のプレゼントをもらったことがキッカケだ。カタログの中から高級宿・ホテルを選べるというものだ。それ

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ロバート・ゼメキス監督でトム・ハンクス主演。『フォレスト・ガンプ 一期一会』コンビの30年ぶりの復活と言うことで話題になったが、評判はあまりパッとしない。観てみると、かなり無謀なことをやっている実験作である。「地球上のある地点にカメラが固定さ

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増村保造×若尾文子コンビによる傑作。1961年のモノクロ映像で、追い詰められつつも愛に生きようとする若尾文子もまた凄い。山で宙づりになった女がザイルを切ったのは夫ヘの殺意だったのか?それとも自らの命を守るための不可抗力だったのか?愛と犯罪をめぐ

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『俺の話は長い 2025・春』(日テレ・前後編)は昭和の香りがするホームドラマだった。生田斗真演じる面倒くさい男は、屁理屈をこねて他人に文句を言いながら、自分をどうにか見出していく男だ。「他人に文句を言う」、その口達者なことだけが彼の才能であり

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増村保造という映画監督の作品は激しい。「情念の映画」と言われるほどギリギリの状況に人間を追い詰めていく。増村は東京大学法学部を卒業し、「大映」に入社後ふたたび学科を変えて東京大学文学部哲学科に再入学するというインテリであり、1952年にイタリア

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マイミクのnaoさんオススメの映画だ。ロバート・ミッチャム演じるニセ伝道師ハリー・パウエルの不気味な怪しさが強烈に印象に残る映画だ。端整な顔立ちと美しい歌声で女たちを次々と籠絡し、愛と信用を勝ち取り、少年と少女を追いかけ回す影のような怖さは忘

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クリント・イーストウッドは、「罪」と「罰」というものをずっとテーマにしてきた監督かもしれない。『ミスティック・リバー』では、罪のない男を間違って殺してしまった過ちを描いていたし、『トゥルー・クライム』はまさに冤罪を晴らすための死刑が執行され

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メロドラマの傑作と言えば、成瀬巳喜男の『浮雲』(1955)、『乱れる』(1964)、『乱れ雲』(1967)、溝口健二の『近松物語』(1954)など男女の悲恋を描いた作品はいろいろあるが、この『秋津温泉』もまた吉田喜重のまぎれもないメロドラマの傑作である。吉

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根岸吉太郎監督、広瀬すず主演の『ゆきてかへらぬ』を観てから随分と時間がたってしまったが、長谷川泰子の視点から見た中原中也と小林秀雄との関係を知りたくてこの本を読んでみた。長谷川泰子から村上護氏が思い出話を聞き取り、書籍化したものだ。長谷川泰

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エルンスト・ルビッチの見事な社会風刺的な喜劇だ。「演じるということ」は、虚構を生きるということであり、嘘をつくということでもあり、人を騙すということでもある。最近Netflixで話題になった実際の事件をドラマ化した『地面師たち』(2024・大根仁)も

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『山の音』と同じ年に製作された成瀬巳喜男の『晩菊』。似たようなタイトル、溝口健二の芸道モノの『残菊物語』とは違って、こちらは昔の芸者仲間の女たちの侘しく暮らす生活の物語で、主役の杉村春子演じる倉橋きんは金貸しで、金、金、金・・・だけが今や心

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川端康成の原作を水木洋子が脚色。撮影は成瀬巳喜男映画のいつもの玉井正夫。小津安二郎の映画のように鎌倉の縁側があるような日本家屋の家庭が舞台。父の尾形信吾(山村聰)と妻の保子(長岡輝子)、長男の息子の修一(上原謙)とその妻菊子(原節子)と暮ら

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このスクリューボール・コメディの傑作と言われるハワード・ホークスの『赤ちゃん教育』をこれまで見なかったのは不覚だった。映画ファンとしてとして恥ずかしい限りである。ものすごいテンポで次から次へと予測のつかないボールが投げ込まれ続けるこの喜劇を

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フリッツ・ラングの西部劇という異色作。冒頭、バッファローの群れに突っ込んでいく一人の男、どうやら逃げているらしい。そして足を痛めた馬を野に放ち、怪我した男の馬を奪いつつ、その男を助ける。「俺もおめでたい」という呟き。逃げていた男はヴァンス・

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真面目な銀行員の出納係の男クリス(エドワード・G・ロビンソン) が女に騙されて人生を狂わせてしまう悲劇である。これは後の多くの映画監督や脚本家がお手本にしたくなるような犯罪サスペンス、転落の物語だ。どんな善良な市民でも、あるキッカケで人を殺して

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フリッツ・ラングという監督は、『ドクトル・マブゼ』(1922)『メトロポリス』(1927)や『M』(1931)などドイツでサイレントからトーキー初期にかけて、ドイツ映画を代表する数々の作品を手がけて名を成していた。ところがアドルフ・ヒトラー政権が誕生し

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あまり見ていなかったフリッツ・ラング作品をいくつか見る。やはり凄い。クリント・イーストウッドは明らかにフィリッツ・ラングの流れを汲む映画監督であるし、ヌーヴェル・ヴァーグの監督たちだけではなく、世界の多くの映画監督がフリッツ・ラングの影響を

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成瀬巳喜男の家族劇である。構造としては小津安二郎の『東京物語』と似ている。実の子供たちは自分たちのことばかりを考えていて勝手だが、亡くなった息子の嫁の未亡人ばかりが大切な娘のようだという物語。老夫婦は笠智衆と杉村春子。未亡人の嫁が高峰秀子。

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女の人生をいつも見事に描く成瀬巳喜男作品である。菊島隆三が自らのシナリオをプロデュースする第一回作品で、銀座のバーのマダムの華やかさとその裏側の影を描いた。「女が階段を上がる時」とは、店に出るときのママの覚悟のようなものであろうか。バーのマ

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U-NEXTに入ったのでいろいろと見逃している古い映画を見ている。映画史的に有名な1919年の無声映画だ。リュミエール兄弟が1895年パリで映画をシネマトグラフとして発明し、ワンシーン・ワンカットの固定カメラによる「記録性」としての映像を世界に示した。そ

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