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日記一覧

ポルトガルの鬼才ペドロ・コスタの初期作品が4Kレストア版で劇場公開された。ペドロ・コスタは『ヴィタリナ』(2019)とオムニバス作品『ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区』(2012)しか見ていないが、なかなか手強い。台詞も少なく、説明が

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ルイス・ブニュエルのメキシコ時代の1956年に手がけたサバイバルドラマ。さすがブニュエル、この世界の縮図のような映画だ。南米のある国のダイヤモンド鉱山で突如、政府軍が鉱山を接収すると宣言したことで、鉱夫たちが暴動を起こす。政府軍との争いになり、

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ポール・トーマス・アンダーソンがこんな分かりやすい痛快エンタメ活劇映画を撮るとは思わなかった。面白い。誰が見ても抜群に面白い追走劇の親子愛だ。追いつ追われつ、逃げて落ちて・・・。レオナルド・ディカプリオが冴えないオジサンに成り果てていて良か

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韓国の映画監督のイ・チャンドンは、ウェキペディアによると、1954年生まれ、1981年から1987年まで教師生活を送り、1983年に小説「戦利」を発表し、東亜日報新春文芸賞を受賞した。つまり小説家としてデビューし、1997年の本作が映画デビュー作となる。タイト

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川島雄三の軽妙なメロドラマだが、テンポよく展開していて脚本・構成が巧みだ。井上靖の新聞小説が原作、菊島隆三が脚本。日活製作再開一周年記念映画。川島雄三は戦後、松竹で23本の映画を撮り、1954年日活へ移籍。『洲崎パラダイス赤信号』(1956)、『幕末

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ホウ・シャオシェン特有のヒキの長回しを多用しているため、人物のアップがなく、登場人物を把握しにくい。こういい映画はやはり映画館で観ないとダメだ。テレビの小さいモニターだと、映画に入り込めない。冒頭から列車のシーンだ。ホウ・シャオシェンがいつ

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この本が気になったのは、「弱さの肯定」に注目しているところである。もともと社会では「強さ」を称揚してきた。政治、裁判、スポーツなどの世界では、主張や態度の「強さ」が要請され、「弱腰」は非難の対象となる。「弱み」や「スキ」を見せて相手につけ入

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お馴染みウェス・アンダーソンの新作である。いつも似たような映画ながら、つい新作が公開されると映画館に足を運びたくなってしまうウェス・アンダーソン監督作品。楽しく美しくオシャレでキッチュな映像、その独特な世界観にいつも魅せられてしまう。しかし

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「無神論者のレッテルを貼られそれを忌み嫌ったブニュエルによる。現代からキリストの時代へ、あるいは中世へ、18世紀へ、4世紀へ−−SF映画のように自由闊達に飛びながら、パリ郊外からスペインの聖地サンチャゴに至るをゆくふたりの怪しげな巡礼ピエールと

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ホウ・シャオシェン(侯孝賢)の1984年の映画。35年の時を経てデジタルリマスター版劇場公開ということで映画館に観に行く。ホウ・シャオシェンの未見だった作品だ。エドワード・ヤンがお父さん役で出演。選曲も担当している。翌年製作されたエドワード・ヤン

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三隅研次は、勝新太郎の『座頭市』シリーズ、市川雷蔵主演の「剣」三部作(『斬る』『剣』『剣鬼』)、「眠狂四郎」シリーズ、若山富三郎主役の映画版『子連れ狼』シリーズなどの時代劇の映画監督として有名だ。全盛時の大映京都撮影所を支える主力監督として

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昔、名画座で「ルイス・ブニュエル特集2本立て」とかよくやっていた。そのあまりな理解不能な世界に驚かされた。こんな映画もアリなんだという奇想天外な世界。ただただ呆気にとられて観た記憶だけがある。ブニュエル作品をこのところ見直しているが、これも

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これほど多くの美女たちが裸体を晒している映画はそう多くはないかもしれない。「官能サスペンス」と謳われていたが、官能でもエロティシズムでもない。美女たちは惜しげもなくフルヌードの裸体を晒している。しかし、エロティックではないのだ。男性とのから

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海の向こうのアメリカではトランプ大統領がメディアに圧力をかけ、思い通りにコントロールしようと独裁制を強めているが、権力者とメディアの関係は社会のあり方を左右する分水嶺である。江戸時代のメディア王・蔦屋重三郎を描いた大河ドラマ『べらぼう』は、

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夏ドラマが終わった。*『しあわせの結婚』(大石静脚本/テレビ朝日)この夏、最も注目だった『しあわせの結婚』は、「股関節の女」こと松たか子に出会ったがために振り回され続ける男、独身主義だった弁護士・阿部サダヲの変転する人生と奇妙な家族と夫婦の

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助監督でもある鈴木則文が脚本にも名を連ねている。鈴木則文は後に『トラック野郎』シリーズなどを撮る。明治も末期の頃。車屋の辰五郎(内田良平)は東京から新盛り場大阪へと流れて来た。大阪駅前は西川組の縄張りだが、車屋の辰は一匹狼で喧嘩っ早い。自分

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本作はルイス・ブニュエルの遺作である。ルイス・ブニュエルという監督はスペイン出身で、フランスでシュルレアリストのサルバドール・ダリと共同で短編『アンダルシアの犬』(1928)を作たところから始まり、『黄金時代』(1930)はスキャンダラスな作品で上

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東映の時代劇や任侠映画の名匠・加藤泰が、松竹大船撮影所で製作した1968年の松竹映画。加藤泰には珍しい現代サスペンス劇だ。ローアングルで有名な加藤泰のユニークな映像が随所に見られる。ローアングルだけではなく、大胆な構図やアップでの人物配置や光と

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モンテ・ヘルマン監督作品は一作も見ていない。見たいと思ってU-NEXTを検索したが、この作品しかなかった。『断絶』(1971)や『果てなき路』(2010)はいつか見たいと思う。モンテ・ヘルマンは「B級映画の帝王」ロジャー・コーマン門下であり、『断絶』の興

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1930年製作の小津安二郎の無声映画である。モボ・モガ(モダンボーイ・モダンガールの略)と呼ばれていたお洒落な男女のファッションスタイルが楽しめる。ゴルフや鎌倉の大仏へのドライブやピクニック・・・。ヤクザな男の情婦のヘアスタイルもショートカット

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学生の頃、頭を悩ませながら見たルイス・ブニュエル作品。もう一度見直してみようと思い、まず有名な作品から見た。『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』。なんという馬鹿馬鹿しくナンセンスで笑うしかない人を食ったような映画だろうか。さすがブニュエルである

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1970年の幻のインディーズ映画。「忘れられた小さな傑作」と賛美された、バーバラ・ローデン監督・脚本・主演のデビュー作にして遺作となった『ワンダ』。 70年代アメリカ・インディペンデント映画の道筋を開いた奇跡の映画。1970年ヴェネツィア国際映画祭最

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本作は、なるべく事前情報を入れないで観ることをオススメする。観客を惑わす大きな仕掛けがあるからだ。ネタバレを知ってから観ると、驚きは半減する。それでも観客に自由に解釈させるようなところもあるのだが、やはり知らないで観た方が面白いのは間違いな

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三島由紀夫がヤクザのチンピラ役で出演。増村保造映画の常連、若尾文子が相手役だ。落ち目のヤクザ、朝比奈組の二代目武夫(三島由紀夫)は、敵対する新興ヤクザ相良商事の社長相良雄作(根上淳)を大怪我させ、刑務所に入っていた。面会に来た男が武夫だと思

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「ヌーヴォー・ロマン」の作家、アラン・ロブ=グリエが『去年マリエンバートで』(1961)の脚本を書き、『不滅の女』(1963)で映画監督デビューをした後に、1966年に監督第二作を撮ったのがこの映画『ヨーロッパ横断特急』だ。なんとも奇妙奇天烈な人を食っ

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「去年マリエンバートで」とタイトルにあるように、男と女が一年前に出会ったのは「マリエンバート」だとばかり思っていたら、あらためて映画を見てみると、男は女に去年会ったのは「フレデリクスバート」だと言っているのだ。あの幾何学的なシンメトリーの庭

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耽美的な映像で知られ、オペラ演出なども手がけるスイスの映画監督ダニエル・シュミットが日本で撮影を敢行。歌舞伎役者・坂東玉三郎の女形としての美に迫った作品。ドキュメンタリーとフィクションが組み合わされたものになっている。冒頭、坂東玉三郎が幟が

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こういうわけのわからないヘンな映画が私は好きだ。謎めいた不思議な映像世界にワクワクしてしまう。これはなんなんだろうと考える楽しみがあるのだ。「ヌーヴォー・ロマン」の代表的作家アラン・ロブ=グリエが1963年に発表した映画監督デビュー作。アラン・

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勝新太郎の現代劇だ。ヤクザの兄と堅気で真面目な高校生の妹との近親相姦的な兄妹愛の物語だ。増村保造監督は、1972年でも三島由紀夫原作で兄妹の近親相姦愛を描いた『音楽』を撮っている。タブーを超えた情念的な愛に惹かれるものがあるのだろう。勝新太郎は

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内田吐夢監督といえば『飢餓海峡』(1965)が有名だが、『大菩薩峠』シリーズ、『宮本武蔵』シリーズなど時代劇大作のイメージも強い。また古典芸能四部作と言われるこの『暴れん坊街道』(1957)、『浪花の恋の物語』(1959)、『妖刀物語 花の吉原百人斬り

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