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日記一覧

島根県立足立美術館をあとにして、黄泉の国の入り口と言われる黄泉比良坂(よもつひらさか)へ。古事記の神話に、黄泉の国と現世の境目として登場する東出雲町の国道9号から南に300m、緩やかな坂をあがった場所なのだが、どこか入り口なのかあまりよく分からな

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2025年11月16日から山陰地方へと旅をした。主な目的は出雲大社である。伊勢神宮へお伊勢参りしたのが2020年1月、そのあと熊野古道へ行ったのが2024年10月、2025年4月に高千穂ほか黒川温泉・熊本・長崎と旅をした。そうなると、神話の国、出雲へ行かねばなるま

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東京滞在中の空き時間にもう一本、ホン・サンスの新作『旅人の必需品』を渋谷のユーロ・スペースで観た。お馴染みのホン・サンス映画であり、『3人のアンヌ』(2012)、『クレアのカメラ』(2017)に続いてイザベル・ユペールと3度目のタッグを組んだ作品だ。

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東京滞在中に時間ができたので、目黒シネマで映画を鑑賞。フォルカー・シュレンドルフは『ブリキの太鼓』以来だ。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『ブリキの太鼓』(1979)は大々的に宣伝されて当時観た記憶があるが、その後フォルカー・シュレンド

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1930年代にダシール・ハメットが『マルタの鷹』で探偵サム・スペードを造型し、レイモンド・チャンドラーがフィリップ・マーロウを、ロス・マクドナルド(1915年 - 1983年)がリュウ・アーチャーという探偵を生みだした。ハードボイルドの私立探偵モノは数多

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札幌北高出身で、初期の頃から応援していた三宅唱監督がやっとこの『旅と日々』で海外の映画祭で賞を獲得した。第78回ロカルノ国際映画祭で日本映画としては18年ぶりとなる最高賞の金豹賞を受賞した。ハングル語でシム・ウンギョンが考えながら映画の脚本を書

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日本の政治的な映画ということで、久しぶりに大島渚の問題作『日本の夜と霧』を見直してみた。1960年の日米安全保障条約に反対する安保闘争をテーマにした作品だが、公開からわずか4日後、松竹が大島に無断で上映を打ち切った。これに対し大島は猛抗議し、翌1

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原作はロバート・ペン・ウォーレンの1947年ピューリッツァー賞受賞の同名小説。1949年度アカデミー賞を3部門(作品、主演男優、助演女優)受賞しながら、政治の裏側を徹底して暴いているため、政治的圧力を受けて日本公開されなかった問題作。まさにポピュリ

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あまりにも有名なフィルム・ノワールの古典的名作。原作がダシール・ハメットの同名探偵小説を1941年にジョン・ヒューストンの脚本・監督で映画化。 同じ原作の3度目の映画化であり、その中で最も有名な作品。また、脚本家として活躍していたヒューストンの監

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秋ドラマがほぼ出揃い、続けて見るドラマ、脱落しつつあるドラマといろいろ別れてくる頃である。この秋、一番の期待だったのは野木亜紀子と三谷幸喜ドラマ。まず三谷幸喜ドラマ『もしもこの世が舞台なら、 楽屋はどこにあるのだろう』(水曜フジ)だが、設定

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『過去を逃れて』(1947)のファム・ファタール、悪女モノつながりで、ビリー・ワイルダーの『深夜の告白』を見た。ビリー・ワイルダーと言えば、軽妙なロマンチック・コメディが有名で、ジャック・レモンと組んだ『お熱いのがお好き』(1959)、『アパートの

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ボヤケた天上の照明の電気から意味ありげに振り下ろされるカメラ。高速道路のサービスエリアのフードコートのロングショット。遠藤憲一が息子と喋ることによって、初めて登場人物の家族が明らかになる。そしてこの天上の照明は切れかかっているのか、チカチカ

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馬車の車輪が延々と映し出され、父の愛娘アメリアに向けて書かれた手紙の朗読が始まる。病気で無気力になっている弱気な父の娘への手紙。19世紀ポルトガルのロマン主義作家のカステロ・ブランコの「ポルトに行った」という手紙の内容に対応するかのように、馬

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「オリヴェイラ2025 没後10年マノエル・ド・オリヴェイラ特集」5作品をデジタル・リマスター版で一挙上映ということで、これまで観ていなかったポルトガルの巨匠オリヴェイラ映画を劇場で観た。『アブラハム渓谷』(1993)に続いて観たのは、自伝的ドキュメ

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1993年の映画「アブラハム渓谷」を、98年にオリベイラ監督が自ら再編集し15分の未公開シーンを追加した完全版。劇場公開されたものを鑑賞。203分、3時間23分の長編である。19世紀フランスの作家フローベールの「ボヴァリー夫人」をポルトガルの女性作家アグス

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フィルム・ノワールの名作。ファム・ファタールのジェーン・グリアの悪女ぶりが見事。フランス系アメリカ人であるジャック・ターナーの映画はあまり見ていないが、先日見たペドロ・コスタが『溶岩の家』(1994)を作るときにリメイクしようとして参考にしたの

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『サリヴアンの旅』(1941)に続いてプレストン・スタージェスのスクリューボール・コメディを見た。これもかなりメチャクチャなドタバタ・コメディだ。 プレストン・スタージェスは脚本家から映画監督になって最初に成功した人物と言われている。演劇の劇作

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フランク・キャプラ『或る夜の出来事』(1934)がヒットして、スクリューボール・コメディが流行した。「スピンがかかりどこでオチるか予測がつかないボール」である「スクリューボール」という言葉から、突飛な行動をとる登場人物が出てくる映画をこう呼ぶよ

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こんな映画の作り方があったのかと驚かされた。ポルトガルのミゲル・ゴメスの新作を劇場で鑑賞。夢のなかで旅しているような不思議な映画だ。ナレーションで語られていく物語と現実の映像がシンクロしない。回り続ける珍しい手回し式の観覧車とそれを動かし続

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『893愚連隊』『狂った野獣』『極道の妻たち』シリーズなどを手がけた中島貞夫監督が20年ぶりの長編劇映画であり、この作品が遺作となった。「殺陣の魅力を存分に見てもらうこと」をコンセプトに制作された剣戟映画であり、ラスト30分の壮絶な死闘がみどころ

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ポルトガルの映画監督ペドロ・コスタが『血』(1989)に続いてカーボヴェルデで撮った長編第2作、1994年のカラー映画。4Kレストア版にて劇場鑑賞。カーボヴェルデとは北西アフリカの西沖合の群島で構成されている島国で、ポルトガルの探検家によりこの群島が

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『若草物語』(1933)、『ガス燈』(1944)、『マイ・フェア・レディ』(1964)など俳優の演出に長けていたと言われる名匠ジョージ・キューカーの1940年のロマンチック・コメディである。キャサリン・ヘプバーンやジェームズ・ステュアート、イングリッド・バ

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エミリー・ブロンテ原作の『嵐ヶ丘』の映画化。これまで『嵐ヶ丘』は数多く映画化されてきたゴシック・ロマンスである。、『リア王』、『白鯨』、『嵐が丘』が「英米文学の三大悲劇」という説もある。ウィアム・ワイラー、ルイス・ブニュエル、ジャック・リヴ

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『雑誌平凡』に連載された入江徳郎、辻本芳雄、戸川幸夫のリレー小説が原作。もともとの『東京行進曲』とは菊池寛の小説を溝口健二が1929年無声映画として日活で映画化。主題歌は作詞西條八十、作曲中山晋平、唄佐藤千夜子でヒットした。映画主題歌として作ら

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『エロス+虐殺』(1969)、『煉獄エロイカ』(1970)、『戒厳令』(1973)は「日本近代批判三部作」と言われる吉田喜重の代表作。日本の映画監督の中で、最も難解で最も観念的な映画を作ったと思われる吉田喜重の作品をあらためて見直したいと思った。この作

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ルイス・ブニュエルは、本来人間が持っている本性みたいなモノを描きたいんだなぁ、とあらためて思った。剥き出しの欲望や暴力、人間そのもの。『この庭に死す』(1956)では、密林のジャングルに迷い込んだ極限状況で立場の違う5人の男女の最小単位のグルー

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吉田喜重は、松竹ヌーヴエルヴァーグの旗手として、大島渚、篠田正浩らとともに活躍。松竹時代に『ろくでなし』(1960)、『血は渇いてる』(1960)、『甘い夜の果て』(1961)、『秋津温泉』 (1962)、『嵐を呼ぶ十八人』 (1963)などを撮る。特に岡田茉莉

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ラオール・ウォルシュは1915年の無声映画から1930年代〜50年代に特に活躍し、生涯160本ほどもの映画を撮ったアメリカの職人監督である。犯罪映画、西部劇、戦争映画、冒険映画、コメディや恋愛ものまで多彩なジャンルを手がけ、「犯罪映画の巨匠」とも呼ばれ

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川島雄三の映画を続けて見ている。『幕末太陽傳』(1957)、『州崎パラダイス赤信号』(1956)、『しとやかな獣』(1962)、『女は二度生まれる』(1961)など、川島雄三作品は人間喜劇あり、都会の男女の騙し合いや駆け引きなど、したたかな人間像を独特の映

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ポルトガルの鬼才ペドロ・コスタの初期3作品を監督自ら監修した4Kレストア版にて特集上映企画「ペドロ・コスタ はじまりの刻(とき)1989-1997」にて劇場初公開。『骨』(1997)に続いて観たのがこの作品『血』。1989年に発表した長編デビュー作だ。モノクロ

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