備忘録、第24回TIFF 『サブマリン』 なんとも奇妙なテースト。いわゆるサブカル色が強く、カルト映画に分類されるだろう独特の切り口で見せる青春ラヴコメディ。オモシロイ映画は開始10分でわかるが、オカシナ映画は開始1分でわかる。(笑) 15歳のマセた童
『別離』 声も出ないほど喉が干上がる…。いったい何と表現すればいいのか。 テヘランに住むシミンとナデルという夫婦は意見の対立から離婚しようとしている。かたや子ども(一人娘)の将来ために国を出たいと、もう片方は老いた病気の親のために国に残りたい
『アーティスト』 時代の移り変わりに合わせて新しい価値観を受け入れられるか。過去の栄光にしがみつくことは誰でも出来る。そこから一歩踏み出す勇気と他者の想いへの寛容性を指し示す作品なのか。 サイレントからトーキーに移り変わる時代、乗り遅れた俳
備忘録、第24回TIFF『明日を継ぐために』(ワールドシネマ) アメリカにおける不法移民を扱った映画は数多く、しかも比較的高レベルの作品も珍しくない。これもそんな仲間入りをするひとつかも。『ニュームーン/トワイライト・サーガ』『ライラの冒険 黄金
備忘録、第24回TIFF『ある娼館の記憶』(ワールドシネマ) 20世紀初頭のパリの高級娼館、現在の人間模様の縮図のごとく女性たちは馴染み客に愛されるべく自分を磨く。置かれた状況は決して満足いくものではないとしても時に助け合いながら生活していた。そん
『第九軍団のワシ』 たかが旗飾り、されど旗飾り…。つい最近、米TVシリーズの『ROME』を見たものだから、この映画は気になっていた。しかも取り扱うエピソードは(事件の内容こそ違え、似たエピソードの)ローマ軍の旗飾りのワシが紛失する事件。まさにこの
備忘録TIFF 24th『アナザー・ハッピー・デイ』(ワールドシネマ) 才能って何だろう…。親の仕事を間近で体験していたといっても誰もが才能を受け継げるわけではない。サム・レヴィンソン監督(&脚本)はわずか22歳という年齢で本作の脚本の初稿を手がけ
『少年と自転車』 小さい子どもにとって親の存在は格別。世界のすべてと言っても過言であるまい。しかし、不幸にして見放されたとき、すべての希望が消え去ったかに思えたときにいかにすれば良いのか? 子どもを捨てる親の存在…、どんな事情があっても許さ
『スーパー・チューズデー 正義を売った日』 「忠誠心」、どんな組織でもまとまるためには大切なこと。世界で最も影響が大きい国の代表選挙の裏舞台を垣間見る。影で引き抜きやだまし討ちなど朝飯前。どれほど揺さぶりをかけられてもたじろぎもしない<忠誠
『ドライヴ』 滑らかなハンドルさばき、無駄のない動き。感情を押し殺した表情からは考えが読み取れない。一目見てこの人物が<プロフェッショナル>だとわかる瞬間。ブルース・リーや任侠映画がそうであるように、鑑賞後は主人公のドライバーに心酔して劇場
備忘録TIFF 24th『最強のふたり』 すでにハリウッドリメイクも決まっていると聞く実話を基にした感動作。出会うはずのなかった二人が運命のイタズラで出会ってしまう。これが2011年TIFFでサクラグランプリを受賞したのはよくわかる。震災のあった年に<絆の
備忘録TIFF 24th時間がずいぶん経ったけど、チビチビ書いていきます。気長にお付き合いください。(笑)『ティラノサウルス』(ワールドシネマ) これはもう一人のイーストウッド。もちろんまるで違う人物だが、タッチがとてもよく似ている。とかくモノマネ
『長ぐつをはいたネコ』 『長ぐつをはいたネコ』のアニメーションと言ったら個人的にはシャルル・ペロー原作の東映動画版が想起されるが、これはドリーム・ワークス『シュレック』からのスピンオフ映画。ハリウッドのCGアニメーションはネコも杓子も3D化の
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』 真の政治家たるもの、いかに辛かろうが茨の道であろうが、信念を貫き通して欲しい。たとえ痛みを伴う改革でも<明日のため>に必要なことなら、成すべきことを成さねばならない。 英国初の女性首相として長きに渡
『マリリン 7日間の恋』 実在の人物を演じる場合は比較は避けられない、まして超がつくほど有名人であるマリリン・モンローとなれば比べるなという方が無理がある。顔も体つきも微妙に違うな…とは思いながら、ミシェル・ウィリアムズのアプローチは納得でき
『先生を流産させる会』 一部ネットでも議論が取り交わされていたようだが、先月ゆうばり映画祭の特集放映(BSスカパーch)でやっていたのを録画していたので観てみました。 2009年、愛知県の中学校で実際に起きた事件をヒントに、加害者の少年を少女に置き
ご心配をおかけしましたが、ようやく体温が37度切って、平常活動が行える感じになってきました。朝の5時半に目が覚めたので、洗濯して久しぶりに布団干して、「お日様って気持ちいいーっ」を実感。
(なんて単純な人間でしょう)そこそこ元気になったと
昨日からたくさんの誕生日メッセージ等いただき、ありがとうございます。一人一人に返信する余裕がないので、まとめてここで感謝の意を表したいと思います。 しかし、まいりました。週末から微熱が下がらず、喉の痛み、頭痛や関節痛など風邪みたいな症状が
『裏切りのサーカス』 スパイ映画は数あれど、これほど見終わって頭が疲れる映画もそうはないかも。元MI6のジョン・ル・カレの原作だけあり、実にリアルなスパイ映画。いや、本当にリアルかどうかは、推察に過ぎない。派手な銃撃戦やアクションなど一切なく
『SHAME シェイム』 中毒、依存症…何かに人は依存しがち。行きにくい現実を生き延びるために自然と身につける処方箋のようなものか。 SEX依存症の男ブランドン、仕事もルックスも悪くない、女を落とすテクも持ち合わせている。なのに性のコントロールだけ
備忘録、フィンランド映画祭2011『ラップランド・オデッセイ』 フィンランドは失業率が高く(特に北部)、親のすねをかじるニートが多いらしい。確かに現実は厳しいが、独立する気概が乏しい若者の現状を嘆き、彼らを励まそうという監督の意図を感じる。
世界を食らうシリーズ、番外編。
インド料理はそこそこなじみがあるでしょうが、ビリヤニというメニューをご存知でしょうか。http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/japanese6.html 日本に「炊き込みご飯」、スペインに「パエリア」があるように、イン
『ミッドナイト・イン・パリ』 行き詰ったカップルが息苦しいハリウッドの映画産業と重ね合わさる。創造性とはかけ離れ、安定した興行収入が見込める作品しか求められず不平不満が爆発しそうなハリウッドの脚本家ギルはまぎれもなくウディ・アレン監督の代弁
『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』 続編やリメイクが当たり前の昨今、シリーズ物とはいえ単体鑑賞できるのはありがたい。今更<コナン・ドイル>の原作と比較する人もいないであろうガイ・リッチー版『シャーロック・ホームズ』の第二弾。推理より
『戦火の馬』 戦争に勝者はいるのか。人間の愚かさや優しさを数奇な運命をもって戦場を駆け抜けた一頭の馬の視点で描かれるスピルバーグの感動映画。
時代は第一次世界大戦。いくら戦争とはいえそれだけの根拠で何もかも巻き上げられるのは、確かに理
『ヒューゴの不思議な発明』 スコセッシが子ども向け映画を?それも3Dで?正直、企画を聞いた段階では我が耳を疑った。…が、実際に目の当たりにして合点がいった。映画への造詣の深いスコセッシならではの<映画愛>あふれる作品だったから。 時計の歯車
『ヘルプ 心がつなぐストーリー』 泣いた。ベタなストーリーとわかっていても理不尽な差別の犠牲にあう人々が勇気を持って小さな−しかし確かな−一歩を踏み出すことに。キャスリン・ストケットのベストセラー小説「ヘルプ」の映画化。60社のエージェントか
『ヤング≒アダルト』 美貌も才能もそれなりにあるのに、過去の栄光にしがみつくだけの人生を送る37歳バツイチ女メイビス。自称「作家」、実は「ゴーストライター」…自分に甘く、ルーズで、空気を読めず、子どもから成長していないダメ人間。痛い…実に痛い
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 想像を絶する喪失感からどうしたら抜け出すことが出来るのか。<あの日>、大好きな父を亡くした息子はいかにして再生の道を歩むことが可能か…。いくら考えても答えは出ない。決まった答えなんてありはしない
『TIME タイム』 落語の演目に「死神」というのがある。人にはそれぞれ寿命をあらわすロウソクがあり、それが尽きると死んじゃうってヤツ。で、主人公はこっそり他人のロウソクを自分のに継ぎ足そうとして、失敗する…。 25歳で肉体的成長が止まり、余命