■退散 ●二、三日前 雨の中、新大阪駅近くのホテルで 「全体集会」というのがあって 行ってきた。 300人ほど集めた、 マンション管理員の研修会みたいなもので、 社長の話のあと、1時間半の講演が二つあり そのあとは、立食パーテ
■「泥の河」 ●妻といっしょに家を出た。 妻は出勤で、私は秋日和のなか 気分転換に散歩でも・・と思い、 地下鉄の駅まで、いっしょに降りた。 ここのところ、 秋晴れの日が続いている。 ●長田神社前で下車して、地上に出ると すぐ目の
■独語 ●きのう、仕事がおわってから大阪に出た。 三宮で落ち合い、大阪駅近くのビルの最上階の中華料理店で 妻と長男と三人で夕食をとった。 窓からは高層ビルと街の明かりと 行きかう車が見える。 劇場では「オペラ座の怪人」をやっている
■良寛のパラドクス ●戒語 一、ことばの多き 一、口のはやき 一、手柄話 一、自慢話 一、人の物言いきらぬうちに物言う 一、よく心得ぬことを、人に教うる 一、人の話の邪魔する 一、酒に酔いて、ことわり言う 一、人のかくすこ
■十月や ●三連休の3日目、 妻が出勤すると、 あとには、私だけが 家の中にいる。 やるべきことが、ないではないが それも本当にやるべきことと 自分で思っているか、というと どうも疑わしい。 昼飯を食うこと、 妻には、そう
■のほほんと生きる ●粒ウニか、蟹の卵かと、 見まごうほどに おびただしい小さな花をつけた 金木犀は むせかえるような香りを放っていたが きのうの雨で きょうは、おだやかに匂う。 やがて花が落ち この香りも消えていくだろう。
■里の秋 ●おととい、朝、金木犀はつぼみだった。 夕方、そのそばを通ると もう香りはじめていた。 去年より早いのだろうか。 ここに引っ越してきて もう何度も この花の香りにふれ 思うのは、そんな同じこと。 ●昼休みに読む「