●3月31日(土) 晴れ ▼きのうは仕事が終わって、三宮に出た。 ジュンク堂で「本」を買って、今晩は妻がシャンソンで 遅くなるので、どこか、メシか酒か、休憩のできる店を 探した。 東急ハンズあたりは週末で、若い人たちが大勢出ていた。
●3月29日(木) 晴れ ▼天気予報で、大阪の最高気温が15度と言っていた。 湊川公園駅の地下道から、あがったすぐの所にある 辛夷(こぶし)の枝を見上げた。 やわらかな産毛に包まれた蕾は もうかなりふくらんでいて、 朝の光を浴びて、
●3月26日(月) 晴れ ▼ここは大阪・谷町筋。 横道に入ると、寺が多い。 白壁の囲いの切れる四辻のところに 黒い猫が、門の前で日なたぼっこをしている。 どうして、私はこんなところを歩いているのだろう。 猫を見て私は、そのことに気づ
●3月23日(金) 雨のち曇り ▼ほんとうに今週も終わってしまった。 水曜日の夜ともなれば、あと2日・・、木曜日と金曜日・・、と思い、 気分は全く週末で、 次の日の夜には、あと1日残っていることさえ忘れ果て、 きょうが金曜日の夜かと
●3月20日(火) 晴れ ▼私が生まれた母の実家のすぐ前に、「マイケ」という池がある。 「前池」が詰まって、「マイケ」になったのだろうと思う。 マイケから、まっすぐ山に向かうと「馬の背」がある。 山の稜線が馬の背中に似ているところから
●3月17日(土) 雨 ▼ここに2冊の詩の「本」がある。 一冊は、30篇の「死」をめぐるアンソロジーで もう一冊は、24篇の「記憶」についての詩集である。 ともに発行日付は、「2012年3月30日」で これからやってくる未来の日付に
●3月16日(金) 晴れ ▼私は中学生になるまで、小学1年から小学6年の間、 寝る前は、着ていた物を丁寧にたたみ、暗闇の中でも すぐに服を着ることができるよう、ズボンを一番下に、 肌着のシャツが一番上になるように、枕元に置いて寝ることを
●3月14日(水) 晴れ ▼10日程前、仕事帰り喫茶店に寄った。 小一時間、「本」を読んで そこを出て、駅に向かった。 改札の手前で、上着のポケットに手をつっこんだが 定期入れがない。 左ポケットには、いつもハンカチとティッシュ
●3月13日(火) 晴れ ▼きのう出掛けに、 「あんた、手袋は? 忘れてない?」と聞かれたが、 「大丈夫。要らない」と答えた。 玄関を出て、階段を4、5段歩んで すぐ、しまったと思った。 一旦は木綿にしたが、1週間前から、 また
●3月11日(日) 晴れ ▼帰って来た妻が言うには、 「きょう、職場で、震災特別番組をずっと見ていた人が その人、阪神淡路のとき被災したんだけど、気が少しヘンに なったんだって・・」 と言う。 思い出すのが厭だから、震災関係の
●3月10日(土) 晴れ ▼私は観てないけれど、イラン映画『桜桃の味』には、 こんな小話が出てくることを、ある「本」で知った。 全身が痛いという男がいた。 頭をさわれば、頭が痛い。 腕をさわれば、腕が痛い。 そう訴える男に
●3月8日(木) 曇り ▼15度を超え、20度近い日があれば、 10度を下回る日もある。 TVでは、土手に芽吹いた土筆(つくし)の 映像を流していた。 春のごく当たり前の景色なのに、実際には もう随分、見ることがなくなった。
●3月7日(水) 晴れ? ▼朝食のあと、『カーネーション』を見て 職場に電話をした。 代務の話では、給水ポンプの定期点検の業者が まだ来ない、ということだった。 業者に電話して、確認をとるように指示すると 折り返し代務から「昼から
●3月3日(土) 晴れ ▼図書館に行ってきた。 『こんな晩だったなぁ』という話は、題は少し違って 『こんな晩やったなぁ』であった。 ▼むかしむかし、漁師がいてな、 金に困って、とうとう 按摩(あんま)さんに無理を言うて、 借りたんや
●3月1日(木) 晴れ ▼いま、昼休み、新潮文庫の夏目漱石「文鳥・夢十夜」を読んでいる。 「こんな夢を見た」で始まる『夢十夜』の「第三夜」は 次のような話である。 インターネットの「青空文庫」から、以下、書き写す。 =======