■時々刻々 ●白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒はしずかに飲むべかりけれ そんな歌もあったと、思いつつ 秋の深まりを感じる。 ●きょう、孫の運動会に行く。 この子が幼稚園に通いだしたとき その送り迎えをやった。 いま、四年生になっ
■秋分の日 ●団地の中を通って行くと、一ヶ所 群がって、細い萩の枝をしなだらせている生垣が ある。 枝には、緑の葉と紫の花が、入り混じって生い茂り、 重そうに風に揺れていた。 秋分の日に、消防訓練をすることにしていたので 半日出
■蚊 ●あれから、また幾日もたった。 白い半月が、黄色を帯びてきて 少しずつふくらんでくるのが わかった。 喫茶店で本を何冊か読んだ。 歯医者にいった。 いまも通っている。 水やり当番が二回まわってきた。 きょうが二回目の当