■風渡る ●「日が経つのは、ほんとに早い」と頭の中でつぶやいて 喫茶店を出たのは、もう何日前のことだろう。 通り過ぎた婦人が、日傘をさして 鼻歌をうたっていた。 朝、職場の前の大きなケヤキの木で 滝のように鳴いていたクマゼミが、
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