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2008年03月23日01:11

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「ちりとてちん」の青空落語会

ちりとてファンのお友達も以前書いていたけれど、
土曜日は本当に怒涛の展開で、泣かされることが多い。
そのなかでも、私の涙腺を刺激するのは、
やはり徒然亭一門の、節目節目の落語会場面。

小さな「寝床」寄席での徒然亭一門復活も、
師匠が旅立ってしまった「天狗座」での草若弟子の会も、
小浜市民会館の「箸のふるさと」イベントでの小草若復活も、
本当に胸を打たれて泣いた。

そして、悲願の常打ち小屋建設のため、
皆の思い出のいっぱい詰まった草若邸を売り払う決心をして、
最後のお別れに、この家で開いた落語会は、
次から次へとお客さんたちがやってきて、
かき集めた座布団もまるで足りなくて、
急遽向かいの居酒屋・寝床から椅子を庭に運び、
好天のもと、青空落語会となった。

鈴なりのお客さんを前に、前座として緊張する
小草々の前髪が、そよ風にそよぐ。
なにか、やさしく頭を撫ぜられたようでほっとする。
目に見えぬ、草若師匠?
大きな暖かいものに抱かれているようで、
本当に素敵な落語会。
集まった、草々のライバルたち(併せて三国志)も、
四天王(今やその一人を欠いているけれど)たちも、
気持ち良さそうな高座に、思わず上がっていって、
落語はいつまでもいつまでも続く。
神様から祝福されたようなひととき。

お座敷芸から発達した江戸落語と違い、
上方落語はもとが大道芸だから、
衆目を集めるために「はめもの」(お囃子)が
発達したのだと、以前聞いたっけ。
その原点を見るような、素敵な落語会。

若狭も、四草も、小草若も、草々も、草原も、
師匠の遺影にきちんと対座し、頭を下げる所作の
なんとうつくしいこと。
その胸のうち、それぞれの覚悟、
これまでのさまざな出来事を思い、
胸がいっぱいになる。

獅子が崖からわが子を突き落とすような、
鞍馬会長の懐の深さと大きさも知れて、
しみじみと心に染みる回だった。
これで放映は来週の6回分を残すのみ。
最後までどきどきしながら見守りたい。

閑話休題。
昨日の、皆が貯金通帳を持ち寄っての相談も、
それぞれの「らしさ」が出ていて秀逸だったけれど、
結構溜め込んでいるらしい四草こと倉沢忍くんの通帳が
「かぼす銀行」というのが可愛らしくて、思わず笑った。
「トマト銀行」があったくらいだから、あっても良いかもしれない。
かぼすの特産地は大分だということも、思わず調べてしまった。
(ちなみにすだちの特産地は徳島です)
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