ポケモン舞台挨拶＆土曜スタジオパーク

大型で強い台風4号が接近中。東京も朝からずっと雨。
しかしそんなことにもめげず、今日は朝から三箇所を回った。
山本耕史くんがゲスト声優として参加し、舞台挨拶をする
ポケモン映画http://www.pokemon-movie.jp/を見るために、
早朝から有楽町マリオンの日劇2へ。
作品としてはともかくも、
映画冒頭が彼の落ち着いた深い声から始まるのはファンとして嬉しかった。
あと見るべきものは、「時空の塔」のデザインが
アントニオ・ガウディのサグラダ・ファミリア（聖家族教会）を
基にしてることくらいかな。

一回目（AM8：40〜）の上映後、レギュラー＆ゲスト声優と監督登場。
彼はこういう時、体温が低いんじゃないかと思うくらい静かでおとなしい。
にもかかわらず、立ち位置は舞台の真ん中あたりだし、
一人すらりと抜きん出て高いので、否応なしに目がそこに行く。
白のインナーの胸元にちょっときらきらした銀色のスパンコール。
シルバーの上着。柔らかそうな黒のパンツ。全体に銀白色な透明感。
科学者トニオ役と自分との共通点を聞かれて、
「自分では分からないですけど、よく天然だと言われます」とのお答え。

次は銀座線で渋谷に直行。
彼は今日14時からのNHK『土曜スタジオパーク』のゲスト。
スタジオ観覧希望者は応募のために並び、くじをひかねばならない。
雨にも関わらず希望者は多く、長い行列だったが、
幸運にも今回も（三回目）当たりを引き当てて、入れることに。
並んでいる間に、係りのかたから、
「今日の土スタは台風情報が入るため、20分短縮されます」
との説明があった。
ああ、やっぱり恐れていた事態。
でもまるごと中止にならなくなっただけ良しとせねばならない。

普通なら14時より20分前くらいに、観覧客はスタジオ入りする。
今回は短縮版なので14時ちょうどにスタジオ前集合で良いとのことだったが、
なんとなくうろうろしていたら、時間前に耕史くんが中に現れた。
モノクロ写真プリントの白Tシャツに濃紺のジーンズ、
尻ポケットに財布、というラフな格好で、木刀を使った殺陣の稽古。
これを本番中にやるんだな、とわくわくする。

時間前にコインロッカーに荷物を全部預け、手ぶらでスタジオ内へ。
時間が押してしまったので、他の情報コーナーや質問コーナーははぶいて、
出来るだけトークをたっぷりやりますから、との説明。
台風の具合によっては、ニュースがもう少し長引くかもしれないと言われたが、
なんとか20分に開始。

観覧席後ろの扉から、本日の主役登場。
さきほどと違い、インナーは鮮やかな赤のボタンシャツ。黒の上着。
ボトムも黒に赤の刺繍。
そうか、これは黒一色に紅の挿し色の、着流し磐音カラー。
もちろん今回の主眼は次の木曜日から始まる『陽炎の辻〜居眠り磐音江戸双紙』
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/kagerou/
の宣伝なので、収録済みの映像がいっぱい流れた。
何回もロケ見学に行き、原作も読んだ今は、
なじみのひとばっかりで楽しくなってしまう。

嬉しかったのは、目の前で磐音独特の「受け」の殺陣をやってくれたこと。
スタジオにあらわれた殺陣師の方は、先日のワープステーションロケで、
ひゅっひゅっ、と空を切る音の迫力に圧倒されたひと。
竹田寿郎さんというお名前を初めて知る。
後ろで髪を束ね、白の胴衣にカーゴパンツ。先日と変わらない格好。
この方がやると、やはり違う、と思う。
敵役でご出演もされるとかでとても楽しみ。

二日前の木曜のスタジオパークで、その天然振りをいかんなく発揮して
ますます大好きになったおこんちゃん（中越典子さん）の、
好意にあふれたメッセージも嬉しかったが、
最後の松岡充さんのメッセージもとても良かった。
耕史くんのことをよく見て、分かってくれてるひとなんだなあ。
「誰にも甘えられない耕史くん、
泣きたかったらいつでも俺の胸を貸すぜ」
という言葉に感動。良いひとだなあ。
このひとも上手いし、素敵ですねえ。

舞台映像がいろいろ流れたのも嬉しい。
すでになつかしい二年前の『ラスト・ファイブ・イヤーズ』の次に、
ヘドウィグの映像が流れた時、スタジオ外のギャラリーから
きゃああ〜！！と悲鳴のようなどよめきが起こって、
スタジオをゆるがすようだった。
DVDが出るかどうかも分からない今、これは本当にお宝映像！
松岡さんと共演した『リンダリンダ』もあって盛りだくさん。

確かに短縮版ではあったけれど、とても充実した内容で大満足。
いつもながら耕史くんは、ここではリラックスした感じで、
飲み物などもとてもさりげなく飲んでいた。

そしてこの後、私はさらに三軒茶屋のシアタートラムへ。
芝居感想は項を改めて。