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2015年05月31日09:18

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パート27



  『中国女』を観てアンヌヴィアゼムスキーに恋に落ちる。久しぶりに観るけど、ブルーレイではなく普通のだけれどちゃんと色が出ていて、よかった。ポップなソシオリズムって感覚もあるけど、当時のなにか青春めいたものも浮かんでくる。そんな青臭さもよかった。ゴダール的には、巴里のどこにでもいる若者に自己批判を託す、といった感じの内容なのかな。ところでだが、アンヌはきっと才女なのだなと思った。アンヌヴィアゼムスキーに恋に落ちる。
  現在は小説家としても活躍しているらしいけれど、下に載せた作品は彼女がクレール ドニと脚本を書いてドニが監督したもの。テレビの”All the Boys and the Girls of Their Age”というシリーズのひとつとして制作されたとのこと。エスタブリッシュシークエンスの本に読みふける青年、『中国女』をなにか連想させる。




   ゴダール『中国女』





 パゾリーニ『豚小屋』 『中国女』と同じように、ピエールレオーとカップルの関係。





  ピエールレオはトンがってるけどどこか憎めない若者(或いは、年取っても、そう)やると凄い。てか、そうした役しか演じてこなかったのかもしれない。ピエールレオ、ドロンでもないし、ベベルの野性味も彼には合わない。トンがっていても、トライニャンの理性も悲劇性も、彼には合わない。年をとっても、朝のテレビ小説のお父さん役のように、主人公を暖かく見守るような役柄も彼には合わない。ピエールレオよ、お前はなんて酷い奴なんだ!しかしそれが愛すべきお前なのである、ピエールレオ。





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