本日(11月27日)午前中に浅草寺で行われたお練り。
http://www.kabuki-bito.jp/news/2011/11/post_456.html
若手の中では一番贔屓の勘太郎くんが、
いよいよ来年六代目勘九郎を継ぐのは嬉しい。
先日平成中村座に足を運んで気分が盛り上がったこともあり、
お祝いの気持ちで駆けつけた。
出発点の雷門から黒山の人だかりで、背伸びしてもなかなか見えず。
高い位置から写真家の篠山紀信さんがカメラを構えているのをお見かけする。
左右に立った「中村勘九郎襲名」の文字の高張提灯が先導し、
「中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名お練り」と記された横断幕が行く。
人の頭の間から時折ちらりと勘太郎くん、七之助くん、勘三郎さんの顔。
黒の紋付き袴、晴れやかな笑顔。奥様の愛さんも着物姿であとに続く。
沿道から「中村屋!」の声が飛ぶ。
仲見世の通りの店の隙間の路地ごとにちらりと見ては先に走る。
「中村屋」の法被を着た方々も「中村屋ぁ!」と掛けながら次へと走る。
「六代目!とは掛けないのかね」
「いや”ろくだいめ”と言ったら特別だからね。永久欠番みたいな」
と、その方々の会話も聞こえる。
そうですね、六代目といったら先代の菊五郎さんの代名詞だもの。
もっともそんなことなど知らないような若い女の子が、
頓着せず「六代目ぇ!」と掛けてたけれど。
最初はやや肌寒いかと思っていたのだが、
掛け足と、押し合いへし合いの人混みでぽかぽかあったまってきた。
空は晴れて申し分のないお天気。
無事浅草寺の本寺まで辿りつき、中村屋三人のご挨拶。
私などはまだ”勘九郎”の名はお父様のイメージが強く、
現・勘三郎さんもそういうことをおっしゃったけれど、
「でも勘九郎っていい名前ですよ。
新しい勘九郎として、はやくなじんでいってほしい」とのこと。
襲名披露公演は来年二月の新橋演舞場と、三月の平成中村座にて。
出来れば拝見したいものです。
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