夜も朝も昼も時折思い出したようにゆらゆら揺れて、
そのつどびくっとなってしまう。
東京に住むようになってから、ちょっとの揺れは珍しくもなく、
あ、揺れてる、とやりすごすようになってしまったが、
今回ばかりはこわい。いつまで続くのか。
今日は片付けに追われた。
ゆうべ大まかには片付けたのだが、細かい破片がまだあるので、
明るいうちによく掃除機をかけて、ぞうきんがけをしておかなくては。
しかしその最中にも揺れるので気が休まらない。
昨日帰ってきた時、なんとか足の踏み場をつくり、
本を主に置いてある部屋に入ろうとしたら、
電気のスイッチが見当たらない。
あれ?と思ったらなんと本がいっぱい入っている状態のまま、
本棚が横にずれてスイッチを覆い隠していたのだ。
すーすー寒い風が来て、見ると各部屋の窓は皆少しずつ開いていた。
この建物は、巨大な見えぬ手によってゆさゆさ揺さぶられて、
右に左に激しく動いたのだと分る。
最寄りの生協店に買い出しに行ってみたが、品数が極端に少ない。
パン、お肉、カップ麺の棚は軒並みカラだ。
生産工場が被害を受けたので、入荷していないとか。
昨日も通った明治通り沿いのマクドナルドとユニクロは閉まっていた。
それでもまずまず普通の生活が出来ているのがありがたい。
もっと東の深刻な被災地の様子を見ると胸がつぶれそう。
今もまた揺れがあった。ああ、どうか治まって。
はやく治まって欲しい。
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