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2010年06月23日23:49

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東京証券取引所(『Mother』第10話)

『Mother』第10話では、囚われの身となった奈緒の裁判の様子が描かれた。
ドラマの舞台としては室蘭だが、ロケ地ガイドによれば撮影地は以下の通り。
法廷の内部とその外回りは、別の場所で撮られている。

http://loca.ash.jp/info/2010/d201004_mother.htm
→(ロケ地091)・法廷=桐蔭学園メモリアルアカデミウム
 (旧横浜地方裁判所陪審法廷の移設復元)
http://www.cc.toin.ac.jp/MA/main/tenji/jury/tenji.htm
(見学時間 月ー土、10:30〜17:30 入館料¥500)

→(ロケ地090)・裁判所廊下及びロビー=東京証券取引所
http://www.tse.or.jp/about/tse/map/index.html
(見学時間 月ー金、9:00-16:30 入館無料)

昭和5年築という、シンプルで古風な横浜の法廷も見てみたいけれど、
東京証券取引所の方が近いし、平日日中なら見学可能。
勢いのあるうちに行っておこうと、仕事を早退けして日本橋兜町へ。

見学者受付のある西口から入って見学の意を告げると、
入館カードを渡されて首から下げるよう指示される。
見学順路は図の通り。
http://www.tse.or.jp/about/arrows/tour.html
まずは一階の東証プラザ証券史料ホールへ。
過去の貴重な史料の展示を見ることが出来る。

ホールに入る前に、その重厚な金属の扉のデザインをしげしげと眺め、
何気なく左手に目をやると、見覚えのある壁とその先に見える照明!
「弁護士は無罪はないと見てるようです」
という駿輔の声が聞えたのはこの場所だった。
裁判を傍聴したあと、法廷から出て来た藤子と駿輔が連れだって歩くところ。

この奥が正面玄関ロビーらしいが、あいにく見学者は立ち入れないエリア。
上から遠目にでも見られるかもしれないと望みを抱き、
ともかくエスカレーターで2階へ。

上がってすぐのショーウインドウから音声が聞えると思ったら、
プロゴルファーの石川遼選手が立会終了の鐘を打ち鳴らしている映像が、
繰り返し流れていた。昨年12月の大納会の際の録画らしい。
歩を進めると、いきなりガラス張りの異世界。
吹き抜けのマーケットセンター上部に、
取引成立の会社名と株価の電光表示がくるくるとまわっているチッカー。
まるっきり現実感がない。
私とは縁もゆかりもない世界だなあ。

2階は吹き抜けのマーケットセンターの周りが回廊となっていて、
ぐるりと一巡できるようになっている。
順路とは逆だったが、北側回廊のほうに歩いていくと、
思った通り正面玄関の上に貼りだして見降ろせるテラスのようなところがあり、
じっくり見てみたところ、間違いなく正面玄関内側のあたりも撮影場所。

かかってきた電話に出た駿輔が、
「え?浦上真人に逮捕状が請求された?道木仁美は?」と言うのはここだ。
はっと見守っている藤子さんの背後、
ガラス越しに明るい緑が見えるのは、正面玄関前の植え込みの木。
あとで表から確認したけれど、クスノキ、シイ、ヒメシャラなど。
小型の夏椿である姫沙羅は白い花をつけていた。

奈緒の判決が出た後に、葉菜さんに電話して、
執行猶予がついたことを伝えるのもこの正面玄関内側の場所。
背景の壁に埋め込まれたような、円筒形の照明が印象的。
上から見降ろす角度なので、画面と同じように撮るのは無理だけれど、
俯瞰気味ながら、一応内側から見た正面玄関と壁照明を撮影。

今後もう入ることもないだろうし、せっかくなので回廊を一回り。
南側回廊には、今までここを訪れた著名人たちのパネル写真が展示してあって、
1996年11月1日には、ドイツ連邦共和国の首相ヘルムート・コールの姿も。
思わずヘドウィグの『Sugar daddy』の歌詞の一節を思い浮かべてしまった。
♪It's out tradition to control.
like Erich Honecker and Helmut Kohl,
(人を操るのがあたしたちの伝統
エリック・ホーネッカーやヘルムート・コールのように)

こんな場所でこんな写真からヘドウィグに頭が飛んでしまうとは。
歴史はさまざまな出来事とつながり、動いているのだ。
そして私もその一部。
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