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2023年12月26日15:23

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なかった落とし物、その10

「ママの母だった老婆」
暴走してしまった筆者と老婆

 料理は思った以上に美味しいものだった。ママの手料理は店で何度かご馳走になっていたので、美味しいことは知っていたのだが、それが母親譲りだということが分かった気がした。そして、よくよく見れば、美人のママの母親だけあって、老いているとは言え、まだまだ、女の色香の漂う美人だった。
「実はね、寝室があるのよ」
 老婆はそう言って、バスルームの奥の扉の前まで筆者を連れて行った。意外なほど広い間取りだったのだ。扉を開けると、中には布団が二つ敷いてあった。おそらく、そこは寝室ではなくドレスルームなのだろう。部屋は狭い。
「この布団を一組、リビングに運んでくださいよ。さすがに、この年齢じゃあ、ちょっと、きつくてね。そんなことさせたら、娘には叱られるでしょうけど。あなたは、娘の布団で寝てくれたらいいと思うのよ。まさか、私の布団で寝かせるわけにもいかないものね」
「別に、それはどちらでもいいけど、せっかくなら、同じ部屋で寝ましょうよ。ボクは睡眠時間が異常に短いので、一人じゃ、退屈しちゃいますから。嫌じゃなければ、一緒の布団で、寝付くまで添い寝させてもらってもいいですよ。たまには、少女に戻って、そんな遊びも楽しそうじゃないですか、しかも、全裸で。ただ、ボクは、ほら、まだ若いから、入れたくなっちゃうかもしれませんけどね。それこそ、ママに怒られそうですけどね」
「上手なこと言うねえ。こんなお婆さん相手に、そんなことあるはずないのに。でも、こんな年齢になっても、そんなこと言われたら女は嬉しいものよ。しかも、こんなに若い男の子にねえ。ああ、ドキドキしちゃった。こんなドキドキ、何十年ぶりよ。さすがは、作家さんよね」
 作家ではないのだが、そんなことは否定する必要もないので止めておいた。老婆は、筆者の話をジョークと捉えていたのだろう、何ごともなかったように、風呂の用意をした。そこで、筆者は、寝室のようなドレスルームで全裸になり、そのまま、風呂に向かった。それでも、老婆は何でもないように「ああ、洗濯もしてあげられたらいいんだけど、ここには女物の下着しかないわねえ」と、そう言った。
「一緒にお風呂入りましょうよ。ボクは女性の身体を洗うの上手なんですよ。エロ本屋って、そういうところも鍛えてますから。それに、ほら、ここ」
 そう言って筆者は興奮している自分のそれを老婆に向かって突き出した。
「お婆さんなのよ。もう、そんなモノを見せていただいただけで充分にありがたいから、これ以上は、いじめないで、何だか、こんな年齢のくせに恥ずかしくなるじゃないですか」
 若いモデルの女の子を口説くように、筆者は老婆の服を脱がせた。老婆は若い女の子以上に恥ずかしがった。それが筆者を、ますます興奮させた。
 さすがは人気SMクラブの若いママの浴室、石鹸もシャンプーも高級な物が揃えてあった。筆者は、それらを使って老婆の身体どころか髪まで洗った。そして、バスタブに浅く腰をかけさせた老婆のその部分に舌を這わせた。
 さすがに、それ以上に発展させてしまうのは、不味いだろう、と、そう思っていたのだが、止められなかった。特殊過ぎる状況に筆者は興奮していたからだ。特殊なのは年齢差だけではない。仕事を一緒にしているママの実の母親だというところ。そして、そこがSMクラブのプレイルームでもなく、また、住居というわけでもない不思議な空間だったということもあったのだろう。
「小さいから、満足しなかったんじゃないですか」
「バカなこと。大きいよお。痛いぐらいよ。そりゃ、たっぷり、たっぷり舐めてくれているから、痛くはなかったけど、でも、大きいよお。あなたさまのは、本当に大きいから。私、ちょっと泣いてしまったのよ。だから、顔、見ないでよ。こんな老婆の顔をそんな距離で見つめるなんて、酷なことよ。意地悪な人よ」
 何だか外人のような、おかしな会話の仕方になっていた。おそらく、老婆は筆者以上に混乱していたのだろう。
「昔ね。もう、何十年も前ね。したのよ。痛かったのよ。女は老いるとね、濡れなくなるから。それを、あなたさまは知っているんでしょ。入れては舐め、舐めては入れて、そりゃ嫌よね。そもそも、こんな老婆のアソコだし、その上、自分のそれを入れた直後のアソコなんだから。でも、そのおかげで、本当に少しも痛くなかったのよ。驚いて、嬉しくて、恥ずかしくて、それで、私、泣かされたのよ」
「痛くないのは、ボクのが小さいからですよ」
 そう言って筆者は反論させないように老婆の口をキスで塞いだ。唇は渇いていたし、そこに皺のあるのが感じられるような年齢の唇だったが、キスを恥ずかしがるところは、まるで少女のそれのようだった。
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