mixiユーザー(id:2938771)

2023年11月27日16:46

28 view

休憩中の駄文、その5

 インターネット社会というのは、何だか時代の先端にあるようで、少しばかり遅れてもいるように筆者には感じられる。そして、その遅れが、インターネットの暴力性のようなものに繋がるようにも思ったりしている。まあ、そんなものは錯覚であり、勘違いなのだとは思うのだが、しかし、そう思ってしまうのだ。
 たとえば、様々な料理のサイトがある。ユーチューブには料理の楽しい番組が揃っている。筆者も料理は趣味なので、けっこう見ている。今のところ、それに不自由はない。ただ、少しの不安を感じることがあるのだ。それは、その内、見たくもない、あるいは、それのあることを知りたくない料理の番組がサムネイルとして出て来るのではないかということなのだ。ゲテモノ料理のようなもの。どこかのユーチューバーが悪乗りの再生回数稼ぎにやるかもしれない無茶な料理。そうしたものは見たくないだけでなく、その存在も忘れていたいのだ。
 そうしたことはいろいろなところにあるかもしれない。たとえば、ドライブが好きな人は、事故現場や事故の話題を避けられないかもしれないし、犬は好きだが猫が嫌いな人は、犬を検索しているだけで、きっと猫のサムネイルも見ることになるのだろう。犬と猫ならいいが、これが爬虫類となると、ちょっと違ってこないだろうか。あるいは、ライオンの残酷な狩りの様子。そうしたものを見たがる人が悪いという言い方はしたくない。ただ、時代の先端にあるのだから、それを明確に避けて行く方法というものも考えられていいように思うのだ。
 その上で、ポルノも、存在していればいいのではないだろうか。ポルノそのものが嫌な人もいるし、ポルノは許容するがSMは嫌だと言う人もいることだろう。
 そこに存在するためには、それを嫌悪する人たちの目に触れないようにする工夫もすべきなのだ。
 その昔はエロ本は書店の片隅にあった。レンタルビデオ店のエロはカーテンの向こう側にあった。SMクラブは、看板など表に出さずに、マンションにひっそりとあった。しかし、書店のエロ本は子供がそれを見ることが困難になるようにレジから目の届く場所に置くべきだとされて目立ちはじめてしまった。おかしな現象に筆者には思えた。エロ映像の宣伝はモニターに容易に表示される。SMはスポットライトの下に出て来た。
 インターネットは時代の先端にあるのだから、そうした隠れた場所に、こっそりとあり続けたほうがいいようなものを、適格に分類してくれたってよさそうなものなのに、それは出来ていない。
 文化とは、より細かな分類が出来るということだったのではないのだろうか。違うだろうか。
1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年11月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930