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2022年12月29日19:59

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《2022京都3》来者如帰

寒いから外に出ない人は暑くても外に出ない。
コロナだから外に出ない人は、空が落ちてくるからとちっとも外に出ない。
どちらにしろ、おいらは外が好き走る人
《京都3》承前
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984019731&owner_id=8666179
祇園からバスに乗って堀川中立売。読めないげっそり
京都住宅街らしい新古混在する住宅街・油小路家
400余年続く樂焼の窯元・樂家に隣接する美術館がここにはある。
フォト
佐川美術館でそのTPOとの見事な調和に感動し、智美術館でもその魅力を再認した。
日経新聞『私の履歴書』で十五代目の離れ業に惚れこみ、樂美術館をウィッシュリストでロックオン。
フォト
『利形の守破離』(樂美術館)
守破離とは、おいらが高校1年生時代、担任の剣道8段の教師から贈られた言葉。
おそらく「お前が自由に生きるのは勝手だけど、人間としての基本を備えてから、それを破り、そして離れて行け」という意味。今になって、その言葉の含蓄を理解する。
おいらとしたことが珍しく時間管理ミス。17時までの開館かと、16時10分に訪館すると、木戸に掛けられた「閉館」の木札。正解は最終入館16時、閉館16時30分。
せっかくやってきた樂焼誕生の地。
20分でもいいからと受付へ向かうと、館長さんが直々にやってきて、
犬「お金(入館料)さえもらえば、いくらでもご覧いただいて構いませんよ(笑)」という、余裕あるウィットで神奈川県民を歓待してくれた湯のみ
蟹座「佐川からの魅力」とお伝えすると、「いつもは茶器や周辺茶道具も展示されているが、今回は樂茶碗のみの展示でとても貴重な展覧会」であることを教えてくれた。
お言葉に甘えて閉館時間を10分超えての退館。
いつもいつも、どこででも多くのホスピタリティに触れることができて、ほんとうに幸せなことだ。

夕食の時間までまだ少しある。
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《晴明神社》
御朱印は終わってしまったけれど、拝殿には間に合って京都 tripenart へやってこられた感謝に頭を垂れる。
五芒星に象られた絵馬には、どうやらプロスケーターへの応援メッセージが盛んだった。

世間はクリスマスイブ。
山下達郎が日本中でシャウトする夜に、世界遺産の地で世界文化遺産の《和食》を愉しむことにした。
フォト
《柊家別館》
「柊家・俵屋・炭屋」この京都3大旅館に宿泊するゆとりもなく、また理由もない。
だから、せめて地産地消の京懐石。★10.
いきなりの間人蟹蟹座に驚き、やがて大きな大きな蓮根がやってくる。
猫「大徳寺納豆ですよぴかぴか(新しい)
仲居くんから告げられた「納豆」の4文字げっそり
20年ほど前、ひたち海浜公園で「納豆餃子」なる悪魔の点心を口にしたのを最後に、納豆とは絶縁状態だったけれど、令和4年を最後にして地獄の納豆が配膳されてきた。
げっそり
おいらが和室で震えていると、仲居くんから更に告げられた。
猫「納豆と言いましても細かく粉末状にしていますので粘りもないし、塩味のような風味で納豆臭さもないんですよ」と、”ゆかり”のようなふりかけ、と説明された。
レンコンが美味い。これは、これまでの人生で一番美味いレンコン。
さて、いざ大徳寺納豆。
ん、確かに世界一苦手な粘り気はなく、匂いも気にならない。これなら大丈夫指でOK
そんな感じで食べてしまったが、あと味にほんのりと水戸納豆。
サルミアッキが食べられたのだから、喰えないものはない。よく頑張ったものだ。

大徳寺納豆はあれだけれど、提供された食事はすべてが上質で上品。
とにかく美味かった。
デザートをいただきながら、仲居くんと美術館談議。
思いのほか、仲居くん、美術館ファン。そして、かなり正直者。
猫「ウォーホル。自動車事故の作品がありましたでしょ。あれはダメです。なので、ウォーホルはダメなのです手(パー)
猫「細見。あそこは狭すぎます。1つ1つの展示室で自動ドアが開いて、非常階段のようなスロープを上り下り。息が詰まりますね手(パー)
レコメンドは近代武術館の4階フロア。
目線がちょうど平安神社鳥居の高さにあり、東山を全景に見渡せる。
猫「あそこだけなら無料で入れます。とても気持ちよくて、何時間も居られるんです手(パー)
とても分かりやすい京都のマップで明日予定のルートを解説してくれたり、京都新聞の記事を持ってきてくれて障壁画の話題に深掘りしてくれたり。
食事だけではない人との触れ合いという贅沢を堪能。

来者如帰。
猫「柊家の《や》が柊屋ではなくて、柊家であるのは理由があるんです手(チョキ)
柊とヤドリギが、いずれもクリスマスに縁ある木であることクリスマス
ヤドリギの下ではフリーキス+フリーハグができるけど、柊はそうでもないこと。
聖夜がHolyであり、柊はHolly treeであること。
mistletoeと季節外れのミストレルは異なること。
そんなサイドストーリーを学ぶことのできたステキな時間が古都に漂っていたペンギン
(つづく)



家神田明神は「聖地巡礼」の源流? 境内に建立された「銭形平次」の碑
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=159&from=diary&id=7244321
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