吉田拓郎引退のニュースよりもショックだった今朝、アメリカからのニュース。
アメリカ連邦最高裁『憲法は中絶の権利を付与していない』という判断を下し、トランプの影響が最高裁にまで及んでいる悲劇をあからさまにした。
確かにトランプが今もなおアメリカの大統領であったならば、クソプーチンカスはウクライナ侵攻は決断しなかったであろう。8万人にも及ぶとされる戦死者は助けられた。
但し、トランプのレゾンデトールはその程度。
最高裁判断により、間違いなく13州は中絶を法的に禁止し、例えば南部の州では施術を行った医師は免許を永久にはく奪されるし、中絶をした婦女は1350万円にも及ぶ罰金刑に処されることになる。
アメリカに行くことはあっても、アーカンソー、ルイジアナ、テキサス…招待されたって絶対に行くことはない Rotten State
ただでさえ東西分断が激しくなっている昨今、本当に困ったものだ。
映画『17歳の瞳に映る世界』(★3.)を思い出した。ペンシルバニアでは中絶に対し両親の承諾が必須であり、それが必要のないニューヨーク州までグレイハウンドで小さな旅に出るという17歳少女の物語。
寡聞にして知らないが「ロー対ウェイド判決」を題材にした映画があれば、どうにかして観てみたい
神奈川県民にとってはここがコンサート会場のメッカ《神奈川県民ホール》。
横浜アリーナやパシフィコ横浜のような動員だけを目的にしたホールとは違い、ステージとホールが一体となったLIVEに立ち会えることができる。
山下達郎、松任谷由実、小田和正、甲斐バンド、チューリップ…多くの神様たちにあってきた。
緞帳は加山又造作『カナガワ』
県の花「やまゆり」、県の木「いちょう」、県の鳥「かもめ」。
隣席についていた85歳と80歳の刀自に解説を加えてあげた。メイドの土産にお持ち帰りいただきたい。
コロナくんが背中を押したのか。多くの神様たちが引退を表明する。
例えば、加山雄三(85)はもとより、中島みゆき(70)は「コロナくんで歌えなくなった。声質が保証できない』と、早々にLIVE活動からの撤退を表明。
『余生、もういいかい 小椋佳 FINAL CONSERT』
小椋佳(78)。
8年前に『生前葬』を開催し、引退を表明したものの、身体も声質も調子よく、その1年後に『一周忌』コンサートを決行。
コロナくんが落ち着いたのを見計らって、本当に活動終了をテーマにファイナルコンサートツアーが来年1月、79歳になるまで続く。まるで洋服の青山・閉店セールみたいなものだけど、今回の決心は揺るがないようだ。
小椋佳にはおいらが30歳代の時、多分、彼が第一勧銀かみずほ銀行の部長時代に『金融セミナー』で会っている。
会っているとは一方的な物言いで、おいらは客席、小椋部長はステージにて。
浜松支店長時代の話から、外銀に出向して馬鹿みたいに仕事した話。そして、芸能活動との両立。羨ましくもあり、自分自身の才能のなしを思い知らされて「作る・演じる側ではなく、観る・楽しむ側」であることを、その時に宣言した。
そのステージで《特別付録》として歌ってくれた『シクラメンの香り』の歌声は、今でも忘れない。
小椋佳。
フルコンサートは初めての体験。そして、ラスト。
冒頭から「シヌシヌ詐欺」のようなネガティブなMCで満席の観客を引き付け、残念ながら相当落とした声量ではあったが、”知っている曲”を存分に楽しませてくれた
聴きたかった『ただお前がいい』はセトリを飾ることはなかったが『愛燦燦』や『山河』を聴けたのだから文句はない。
しかも、半世紀以上神奈川県に住んでいるご褒美として、5列目30番というスーパーVIP席。
お隣に座っていた横須賀からやってきたという85歳と80歳の刀自ペアが、とっても親しく語り掛けてくれていて、20分の幕間もワイフさんを挟んで小椋佳談話。
「愛燦燦と川の流れのようにが聞ければもう満足よ
」
には「ダウト
」と言ってやろうかと思ったが、年長者に敬意を表してやめておこう。
そのお陰でアンコールが終わり、客電が点くとお二人から、
「お蔭様で楽しかったですよ
」と、感謝の言葉もいただいた。
こちらこそ。
さて、コンサートが幕を閉じた。川の流れのように、観客が引いていく。
第1部
1.開幕の歌
2.しおさいの詩
3.俺たちの旅
4.シクラメンのかほり
5.泣かせて
6.夢芝居
7.置手紙
8.老いの願い
9.もういいかい
第2部
10.(78歳の手習いで覚えたピアノ弾き語り1)
11.少しは私に愛をください(ピアノ弾き語り2)
12.少しは私に愛をください
13.ラピスラズリの涙
14.白い一日
15.愛しき日々
16.愛燦燦
17.光の橋を超えて
18.次の街へ
アンコール
19.さらば青春
20.山河
21.SO-LONG GOOD-BYE
幕間の20分を入れて2時間30分。
78歳、お疲れ様でした。バンクマンとしても尊敬していたのです。
古稀を越えても今もなお頑張っている怪人・小田和正(74)、そして来年古稀を迎える山下達郎(69)がツアー中であるが、チケットは難関の極み。珍しくあきらめている自分がいるが、やはりFINALを迎えている高橋真梨子(73)は、五番街まで行って応援してくる予定
拓郎はテレビ出演でFINAL。とりあえず、モーリス持って1曲歌ってみるか。
桑田佳祐「吉田拓郎、偉大です。ファンでございます」活動区切りで感謝コメント
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7010268
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