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2022年04月09日15:45

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休憩という狭間で企画、その3

 狭間と言えば、性風俗に関わるような人は、狂気と日常の狭間にいることが多かったように思う。日常に居場所を失った人が、迷い込むようにして性風俗業界に入って来たのかもしれない。
 人間が嫌い、でも、寂しがり屋。インサート出来ないが性行為が好き。時間の感覚がない女。淫乱過ぎて普通の生活が出来ない女。窃盗癖。虚言癖。少女愛と少年愛。覗きをする女。露出癖の男と女と夫婦。
 風俗嬢はもちろん、エロ雑誌のグラビアモデル、そして、性風俗店の経営者の男女、お客と、狂気の狭間でフラフラと歩いている人たちは、どこにでもいた。
 そんな狭間のことを書きたくなった。ただ、それだけを書いても、作品としては、少しばかりお洒落さに欠けると思うので、こんな企画はどうだろうか。
「確かにあった境界線」
 このタイトルで、実際の境界線について記述しながら、その人の精神の境界線について書くのだ。たとえば、ベッドの中とベッドサイドの椅子とか、小さなテーブルとカセットレコーダーを挟んだこちらとあちら。夕刻のインタビュー。他人と恋人。出来ないプレイに臨むSМ嬢の下着。
 エロ雑誌では、そんな風景は要らないと言われた。いや、そもそも、そうした人たちの内面など書くな、と、そう言われていたのだ。だからこそ、今、それを書いておきたくなったのだ。
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