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2019年10月23日21:57

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《2019静岡2-1》盲導犬入門

この5年間。1年に3,4度は訪れていた朝霧高原は、今回を最後にしばらく縁遠くなる富士山
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朝霧高原から139号線を南下するとほんの数分で場違いなステーキハウスを見つけることができる。訪れるたびに気になってはいたけど、これまでハングリーな機会に通りかかることがなかった。
しばらく行くこともなくなるからと、TPOをステーキハウスに合わせてパーキング。
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《銀座スエヒロ富士店》牡牛座
観光地とはやや程遠い国道沿いにポツンと銀座の名門ステーキ店。
駐車場にレンタカーを止めると同時にスタッフが現われて「1名」であることをインカムで店内へ告げる。
そのまま店内へと招かれ、すでに火の付けられた鉄板が置かれたテーブルへ案内される。
見事なホスピタリティと連係プレイ。レコメンドを伺って、言われるままにオーダー。
すでに焼きあがったいつものステーキが提供されるのかと思ったら、出てきたのは自分で調理する苦手なパターン。
一人で鉄板するステーキは味気ないけど、確かに美味い牡牛座

頭はそれほどでもない(自称)が、眼が悪い。
だからと云うわけではないが、白杖を持つ人には積極的に声を掛けているし、ダイアログ・イン・ザ・ダークも体験した。
そして、もう一つ。盲導犬の基礎知識。
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朝、目覚ましのラジオから流れる公共広告機構のCM。
「きみと一緒だから、どこへでも行けるのに。
 きみと一緒だから、行けないところがある。」
「くぅーーん犬」(←犬の鳴き声)
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《盲導犬の里犬富士ハーネス》
盲導犬のイロハを学ぶデモンストレーション見学施設。
タイミングが合えば子犬や引退犬の見学もできるが、この日はクローズ。
主目的だった盲導犬デモンストレーションが20分後に行われると聞いて、それまでの間に施設見学。
パピーウォーカーを実際にやっている友人からは少し聞いていたけど、もう少し深く知識を整理する。

盲導犬候補となる子犬が産まれてから2か月後、人間との生活に馴れるために「パピーウォーカー」という犬好きのボランティア家庭に預けられる。
ここで10ヶ月、家犬として普通に飼育され「人との社会生活」を覚え、その日が来ると盲導犬センターへと帰っていく。
センターでは盲導犬になるための訓練を行い、2歳の時点で適格と認められた犬だけが盲導犬としてユーザーのもとへと送られ10歳になるまで、視覚障がい者のために生活を共にする。
10歳を迎えて引退した盲導犬は、引退犬飼育ボランティアのもとで余生を過ごす。

あらためて知ると感慨深い。
富士ハーネスにはくつろぎのホールが備えられていて、その壁に掲示されている100通近くのレポートに足を止める。
生涯を終えた盲導犬へ向けた「パピー」「ユーザー」「引退犬ボランティア」からの手紙。恥ずかしながらひとり落涙泣き顔
目の不自由な方30万人に対して、現役盲導犬928頭。
余りにも少ない顔(嬉し涙)

小学5年生のころだっただろうか。
愛犬ムクを亡くし、その哀しみを湛えた作文を国語の時間2コマを使って、原稿用紙50枚にまとめ上げた。伝説の「作文の時間」ペン
長すぎて「文集かわさき」には掲載されなかったが、ムクとの出会いから別れまで、生涯を綴りきった涙なしでは読み切れない作文だったはずだ。
当時から長い日記が好きだったということになる。
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14時から40分間の盲導犬デモンストレーション。
盲導犬にはなりきれない「PR犬」が、様々な盲導犬のお約束を実演する。
鑑賞者は当初、5名程度だったのに、団体バスが時間通りに到着して障がい者たち30人ぐらいとともに鑑賞した。
盲導犬を連れた信号待ちの白杖者を見掛けたら「青ですよ」「赤ですよ」と、信号の色を教えてあげよう。常に相手の立場に立ちながら。



犬バスに乗ってきた迷い犬、その寂しげな表情に心打たれる(英)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=5835611

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