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2019年04月07日11:12

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《映画》曲げられた阿佐田哲也

日本三大奇祭の1つ『かなまら祭』
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1年に1度、4月の第一日曜日。川崎大師駅からすぐの若宮八幡宮(金山神社)には、大勢のマラファンに溢れかえっている。
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黒々したマラの梁型やピンク色のあれやそれが、山車に乗って町内渡御。
境内を取り囲むのは限定御朱印帳や限定御朱印を求める参拝客や、打倒・赤ひげ薬局の絶倫者や、子授かりや安産を願うご夫婦たち。
午前十時の境内は800人もの人々で溢れかえり、混雑と行列はあれなおいらは、大マラだけを遠方から拝み、御朱印をあきらめて退散した。
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外国人にも評判が高く、数か国のテレビクルーが撮影隊を組んでやってきている。
ご多分に漏れず、このような奇祭すら、クソのような平成の常識人(自称)にかかると「はしたない。子どもに悪影響だ。」と、歴史ある地元の祭りにいちゃもんを投げかける。
可能であれば、会田誠の講演に「セクハラ」と訴え出た自称・良識人は、この祭りに近づかないで欲しいものだ。

カチンコ映画レヴュー。いや、4月1日からは映画レビュー。
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036『麻雀放浪記2020』★‐10(マイナス10げっそり
ピエールや卓球もコカインしなければやってられなかったに違いない。
平成最悪のクソ映画だった。誰も観てはならぬほど。
ピエールがどうであろうと鑑賞するつもりの作品、いやクソ作品だった。
麻雀映画のマスターピース『麻雀放浪記』。
モノクロ作品に流れる紫煙。必死に闘牌を繰り返すシーンは、テレビドラマ『ふぞろいの林檎』でしか知らなかった真田広之の評価を大きく変えるほどのカッコよさ。
斎藤工に、かの真田広之を投影し期待したのもウソではない。

試写会もなく、ピエールの話題先行で何ひとつ情報を得ぬまま飛び込んだ公開2日目。400席余りのシアターに、昭和の麻雀好きなおじさんたちがポツポツと30人程度。
可哀想な夫婦連れが2組、ポップコーンを抱えた偏差値20ぐらいのマヌケ男子もチラホラと。
燕返し、ぶっこ抜き、元禄積み。
自動卓はもとより、ゲーセンやスマホでしか麻雀をしていない若者たちには理解できないイカサマの数々。
AI時代に昭和の麻雀を重ねて、一体、だれをターゲットにした映画なのだろう。
ちなみに、可哀想な夫婦と書いたのは鑑賞後のイメージ。もっと、ほかに観る映画はたくさんあるだろうに、なぜやってきた。
エンドロール後にある1シーンも観る必要はないし、おそらく半数以上の客はすでに怒りとともに席を離れているだろう。そもそも、この映画すら1シーンも観る必要はない。

ピエールや卓球がコカインをやっていなければ、観客などいなかったんじゃないかと思えるほどの閑散とした館内に、いよいよふざけた麻雀放浪記のクソ新作が映されていく。
感想を書くことすら躊躇するクソ映画。この感触は『死刑台のエレベーター』(2010:緒方明)のデジャブ。
『死刑台のエレベーター2010』の時はルイ〇監督の御子息、そして『麻雀放浪記2020』は、阿佐田哲也の御令嬢が、それぞれ「素晴らしい作品を継いでくれて感謝」のようなコメントを出しているが、これもまた恥ずかしい限り。
東映の社長が「作品には罪はない手(パー)」と大見栄を切って公開に踏み切ったが、映像を眺めてみたら”損をしたくないだけ”という商業的理由だったに過ぎないことが分かっただけでも良しとしよう。

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035『ブラック・クランズマン』★4.5
エディ・マーフィーのような感じの黒人さんが、レイシスト軍団最高峰KKKへの潜入捜査を試みる、ほぼリアルストーリー。
偽電話のやり取りや、潜入捜査を疑うKKK幹部の行動が、まるでミュージカル映画にポップコーンを持ち込む偏差値20ほどの知的レベルなので首をかしげたが、スパイク・リーの本性はラストの一撃に込められていた。
さらにはエンドロールのリアル映像。一気に評価は上昇した。

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033『あの日のオルガン』★3.
端的にレビューするなら、尺の足りない朝ドラ。
しかし、ここ最近の朝ドラは『半分、青い』を無かったことにすれば、秀作が揃っていて見ごたえもある。
本作については、戸田恵梨香さん、お疲れさまでした。
良い感じで中堅女優へのオードリー、否、王道を歩んでいるな、という好印象。
この作品も、戦時中に起きたリアルストーリー。



バッド(下向き矢印)ピエール瀧ノーカット『麻雀放浪記2020』、4月第1週に公開しなければいけなかったワケ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5570929
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