フードコート・ルネッサンス

こないだひさびさに阪急三番街をのぞいてビックリ。北館のB2部分がそっくり「UMEDA FOOD HALL」という広大なフードコートになっていたから。なんと1000席もあるという。あそこって以前は何があったんだっけ。キディランド、あれはB1か。ナカイ楽器だったか。なぜだかわからないけど、“阪急村”各スポットのなかでも以前から三番街だけにはあまり縁がないので。

フードコートといえばお気軽にお安くお好きなメニューが選べるのがメリット、ただ出店も大手外食チェーンに限られることが多いし、いつも騒がしく落ち着いて食事できないのがデメリット。なので何かのイベント前の腹ごしらえとか、サッサと済ましたいときによく利用。まあ、どちらにしてもそれはショッピングモールや大型スーパーの専売特許だったわけです。

ところが今回それらとは真逆のポジションに位置する阪急ブランドが、巨大ターミナル梅田駅の真下で挑んできたわけだ。たしかにフードコートにしては店内の雰囲気はゴージャスだし、20近くあるお店もなんとなく一段格上の名前ばかりがならんでいるような気がする。ただオープンしたばかりなのでかなりの賑わい、騒々しいのは既存のフードコートとさほどかわらないけど。

そういえば同じ梅田のルクアにもフードコートができたというし、小ぶりながら天王寺Mioプラザ館にも同様のもの。時をかさねて消費世代も変わり、フードコートにたいする概念がかわってきたのだろうか。まあいまは単なる物珍しさだけかも、とりあえずのところはこの盛況を見守ってやると「タケル」の美味しいステーキにかぶりつきながらそう思ったのでした。