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2018年03月29日23:34

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「ターナー 風景の詩」展(京都文化博物館)と醍醐の花見

まだ3月なのに、いきなり最高気温が25度超え。
きょうの京都も暑くなりそう。
それで、上着も着ずにシャツ1枚で出かけることにした。

市営地下鉄烏丸線・烏丸御池駅から三条通りを東に歩くと、赤レンガの重厚な建物がすぐに見えてくる。もう着いたのか、と見上げるとそこは郵便局(^^;
文化博物館もやはり赤レンガ造りだけど、もう少し先の角である。

今回のターナー展、ポスターにもなっている、ダイナミックな波立つ海の絵画を楽しみにしていたのだが、実のところ、全体的に油彩が少なく、物足りない感じが否めなかった。
出品作の半分以上が版画で、水彩も小品が多く、迫力に欠けるというのだろうか。
ひとつには、5年前にもターナーの大規模な展覧会を東京で見ており(これは神戸にも巡回している)、こちらは大作が数多く出展されていて、海洋モチーフ作品、山岳テーマの作品、そしてイタリアの名所旧跡絵画もとても見ごたえがあっただけに、どうしてもそのときのラインナップと比較せざるを得ないのだ。
<2013年に見たターナー展>
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1916324810&owner_id=5348548

ただ、今回の展覧会も地誌的な風景画、海洋国家・イギリスの画家としての画業、山岳へのアプローチ、晩年の抽象的絵画、とうまくまとめていたと思う。
初期の風景画は、構図や筆のタッチがカミーユ・コローを思わせる。
実際にはコローが20歳ぐらい年下なのだが。

文化博物館のすぐ隣には「PAUL」が。
東京で四ツ谷の会社に勤務していた頃、ときどき行っていたお店だ。
なつかしくて入ってみると、こちらはセルフサービスになっている。
でもランチメニューに、大好きだった「キッシュ」があるので、注文。
ここは少々値段が高めだが、パンもとても美味しい。
久しぶりに食べて、四ツ谷のお店やその周辺の風景を思い出す。

烏丸御池駅に戻って、今度は東西線に乗車して東山駅下車。
平安神宮まで歩き、「幸運の桜」を購入。
要は桜の塩漬けで、お湯に浮かべて飲むのだが、いかにも「春」と「京都」を感じさせるお土産開運グッズなので、この時期のプレゼントにはけっこう良いのでは、と。
義母や、先般、お母様を亡くした友人に送ろうと思う。

京都にも桜の名所は数多あるが、3年前に行って枝垂れ桜がとても見事だったのに感服した、「醍醐寺」に再び行くことにする。
そのまま東山駅から東西線に乗り、醍醐駅で下車すると、醍醐寺行きのコミュニティバスがほどなくしてやって来る。
3年前は駅からてくてく歩いて行ったが、今回はバスに乗車。

お寺の山門に続く参道には、お祭りの縁日のように出店がぎっしり、ちょうど満開の時期だからけっこうな人出。
まあ、予想したことだが中国人だらけである。

そうだ、3年前は、秀吉とおねが「醍醐の花見」をする桃山時代の絵画を見て、ここに行こうと思い立ったのだった。
醍醐寺はソメイヨシノではなく、「昔ながらの」山桜が多く、しかも枝垂れ桜はこずえを高くして枝をするすると広げて、ソメイヨシノよりはいくぶん小ぶりな花弁なので、どこか古めかしいというか古風な桜なのである。

それにしても最高気温が26度もあった京都は、上着なしどころか、半袖でもいいような暑さでした。
帰りはバスでJR山科駅まで行き、駅前のコンビニに飛び込んで炭酸ジュースを買って思わずカブ飲み。

※ターナー展ポスター、醍醐寺のしだれ桜
(3月29日)

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