カスピ海ヨーグルトの再生

11年前から作り続けているカスピ海ヨーグルト。
このところ調子が悪く、固まらなかったり、乳清と固形分に分離するようになった。
多分、何らかの原因で、菌が死んだものと思われる。
もう駄目かと思ったが、分離した固形分の中に、カスピ海ヨーグルト独特のどろりとした部分があり、味や食感はクリームチーズのようで、悪くない。
その部分をカレースプーンで１杯ほど取り出し、100ccほどの牛乳と共にグラスに入れて掻き混ぜ、ヨーグルトメーカーにセットし、保温したところ、少し弱いけれども何とか固まった。
それを種に、同じ作業を再度繰り返し、また出来た物を種に、1.5リットルのペットボトルを満タンにし、今度は電気毛布で包んで温めたところ、20時間近くかかったものの、正常に固まり、味も良い。
今回、異常が発生した原因として考えられるのは、ここしばらくの間、作り続ける間隔が長く、また、保温せずに常温で作成していたので、菌が弱ってしまっていた、と言う点。
そして今回、適切な温度で醗酵させたので、菌が活力を取り戻したのだろう。
とにかく、良かった。
これでまた、カスピ海ヨーグルトを作り続けられ、その期間は12年目に突入する。