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2016年06月03日16:00

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「サウスポー」〜これは王道でした

ジェイク・ギレンホールって、もともとパンチドランカーみたいな雰囲気を漂わせている役者なんやけどなあ。この手の作品の宣伝常套句《6か月かけてボクサーの身体を作り上げた》という言葉のとおり、彼の腹筋は見事なまでに美しく割れておりましたが。いままで何度となく観てきたのに、それでもやっぱり観てしまうのがボクシング映画ですね。

今回は栄光の座をつかんだ元世界チャンピオン、ビリー・ホープ(ジェイク・ギレンホール)が自らの過ちですべてを失くし地の底からはいあがるストーリー。とりまくのはかってのトレーナーであり、再起を賭ける日々をともに歩むパートナー、ディック(フォレスト・ウィテカー)そして愛娘のレイラ(ウーナ・ローレンス〜あまりにも演技が自然すぎて子役ということを忘れてしまう)。

正直なところ、過去のボクシング映画にはなかったような新鮮味はあまり見いだせなかった。登場人物の相関関係もふくめて、何やら各場面・各セリフのいたるところに既視感を抱いてしまったのです。21世紀のいまだからこそと言えるような、時代性を反映させた部分も少なかったし。そして物語は意外な展開を見せることなくほぼ王道といっていい無難な着地を見せたし。

まあ我々の世代にとってのボクシング映画といえばまず「ロッキー」という世紀の大傑作、さらに日本人にとっては“あしたのジョー”というベーシックな刷り込みがあるから、知らず知らずのうちにハードルを高くして辛口採点になってしまうかもしれないなあ。ここのところは巷に少なからずいるであろう“ボクシング映画ファン”のマニアックな感想を聞きたいと思いましたね。
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