3000試合の半分とは言わないにしても、3分の1ぐらいは見てるかも。いやいや1試合ベッタリではなく、ゲームセットの瞬間だけ見ても1とカウントしての話ですよ。1969年(昭和44年)、田淵入団の年に始まったサンテレビの阪神戦中継が今夜の中日戦で3000試合目をむかえるということです。まずはおめでとう、そしてありがとうと言いたいですね。
なんといっても試合開始から終了まで、どんなに試合が長引いても完全中継してくれるのがありがたい。他の地上波キー局の中継なんて、たいがい試合途中でブチ切られてますからね。“結末のわからないドラマなんて欠陥商品だ”って常に批判の対象になってましたから。ナイター中継そのものが少なくなったいまでは、そういう声すら起きませんが…。
こちらがサンテレビ中継を見始めた70年代初めからしばらくは西澤アナと“クマさん”後藤次男さんの解説が名コンビ。“ちびっこファン招待席”みたいなのがあって、アナと小学生が台本に書かれたような通りいっぺんのやりとりをして、見ているこちらは「何や、あんなんやったら、オレのほうがもっと気の効いたこと言えるわ」と勝手なことを毒づいたりしてました。
あのころの小学生も、もうすっかり「おっ!サンテレビ」。3000回の積み重ねはいかにタイガースファンの拡大と人気の下支えに貢献してきたか、衛星放送系の中継が幅をきかせつつあるこの21世紀においても、やっぱりなくてはならない存在なんですね。それにしても途中に入るあのCM、阪神間や播州のローカル色がプンプン匂ってよろしいですなあ。
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