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2012年10月23日10:50

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「吉本百年物語」〜ついに花紀京と岡八郎の時代へ

この4月に始まり、一年間かけて月替わりで吉本興業の歴史をふりかえるこの大河ドラマも7作目、ようやく我々の世代がリアルタイムで知る懐かしいあのころにたどりつきました。題して「これで誕生!吉本新喜劇」、そう花紀京と岡八郎の登場、そしてふたりを演じるのが内場勝則と千原兄弟の兄せいじなのであります。

あれ、このふたり?キャラが似てる似てないはともかく、ふたりのキャリアや年格好にちょっと差があり、誰もが感じるこのビミョーな違和感。でもこの「吉本百年物語」、どうも毎回あえて違和感を抱くようなキャスティングを施してあるような気がします。演者各々のスケジュールうんぬんとかカタイことは抜きにしてね。

笑福亭松之助師匠ご本人の口上で幕開け。劇中で師匠を演じるのが金山一彦。彼が物語の案内役を務め、最後は口上を述べて幕という仕掛けになっています。主役のふたりが恋に落ちるヒロイン役(おそらく架空の人物)に小西美帆。他におかけんた・ゆうた(岡八郎の弟子)や島田一の介も。めずらしくごくふつうのオバちゃん役をこなす末成由美が妙に新鮮でした。

今回はオチャラケや楽屋落ちはやや少なめ、吉本にしてはちょっと真面目かなという気もしましたが、やっぱりクライマックスで見せた主役ふたりのやりとりは最高。ビデオ等を見て何度も研究したのでありましょう、そのあまりのなりきりぶりに、誰もがいつまでも見ていたいと思ったはず。毎週テレビにかじりついていたあのころにすっかりタイムトリップしてしまいました。

この物語、来月はついに仁鶴と三枝の時代となります。これまた意外なキャスティングでしたね。それにしてもこの大長編、やはり各方面で注目を集めているのか、昨夜も客席のなかに女性浪曲師の春野恵子さん(ケイコ先生)、そして音楽評論家の上柴とおるさんのすがたも見つけました(ちゃんと書いときましたで!)。
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