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2017年05月24日23:00

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「みくずきん」に着替える/階層宇宙2と3

フォトフォト
二年以上「ドレミファロンド」だったうちのDDミクを、「みくずきん」に換装した。

雨が降っていたので室内でも暗く、あまりいい写真じゃないな。おまけに二枚きりで反映できなくなった。先に読書日記を書きます。フィリップ・ホセ・ファーマーの「階層宇宙」は全六巻だが、翻訳があるのは四冊のみ。翻訳分は全部入手した。もうひとつのメインシリーズ「リバーワールド」は本国では全五巻、日本では四巻まで出版されている。こちらは二巻まで読んで、中断を決めた。
どちらも最後までは読めないのだ。経営が厳しいことはわかるが、あと数冊で挫折するのはもったいない気がする。

・異世界の門(66)階層宇宙シリーズ2
ウルフは誘拐された妻クリュセイスを追って、父ユリゼンが罠を巡らす世界へ飛び込む。
このシリーズの秀逸なところは、冒険物語の宿命ともいうべき「ご都合主義」や「お約束」を基本設定にしてしまったこと。上帝と呼ばれる超越種族は、世界と生命を丸ごと作り出せるのだ。世界を作れるのだから、都合がいいのは当たり前である。気持ちのいい開き直りだなあ。上帝は太古の超テクノロジーを持ってはいるが、浪費するだけで理解はしていない。個人としてはべつに優秀ではないのだ。この設定も上手いと思う。

ウルフはユリゼンに拉致された兄弟たちと共に、奇天烈な世界を旅する。旅の仲間は全員上帝だが、情けなくて役に立たない。蛙の姿に変えられたセオトーモンと謎めいた美女ヴァーラが意外に有能だが、いつ裏切るかわからない。仲間が信用できないところが緊張感をもたらす。
奇妙奇天烈にして天衣無縫な異世界たちの、なんと独創的なことか。陸地が存在せず海だけの惑星では、浮き島と飛島の住民が戦争している。氷に閉ざされた世界には吸盤のある鹿や足がスケートになった狼が暮らしている。どの世界にも一対の門があって、どちらかが父の住む宮殿に通じている。間違った選択が即死につながることもある。奇想に加えてサスペンスと頭脳戦の妙味も豊富だ。ラストの大活劇も素晴らしい。★★★★★

・階層宇宙の危機(68)階層宇宙シリーズ3
ウルフの作った階層宇宙に、憑依型人造生命ブラック・ベラーが侵略してきた。留守を預かるキカハは、各種族の協力を取り付けて立ち向かおうとする。
冒険・戦闘SFとしてかなりのハイレベルではあるが、前作があまりに素晴らしかったので、普通ぽく見えてしまう。信用できる仲間が一人もいないというところが、素朴なヒーロー物と一味違うところだが。美しくも凶暴な女面鳥人ボタルゲーが魅力的だ。ウルフの妹アナーナが行動を共にする。裏切りや逃走、戦闘に次ぐ戦闘に引き込まれて一気に読める。★★★★




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