今朝バンコクに住む相棒とやっと連絡がついた。百年に一度の震度で、生まれて初めての経験だそうな。病院に居たところ揺れに遭遇し、スタッフの「このビルは安全です」という制止を振り切って外に飛び出したらしい。それでいい。緊急時には自分の判断が一番だ
『破戒』(1962) 監督:市川崑島崎藤村の原作は若いころ読んだ。明治時代、小学校教員の瀬川丑松(市川雷蔵)は部落出身であることを隠して生きてきた。父の死に目にも会えず、周囲の部落差別に心を痛める。気のいい同僚・土屋(長門裕之)でさえ差別を当然と考えて
『炎上』(1958) 監督:市川崑市川雷蔵の作品をもう少し見ようと思い立った。まず文芸作から。原作は三島由紀夫の「金閣寺」。金閣寺からクレームがついて寺の名は架空のものとなっている。二枚目スターとして人気絶頂だった雷蔵に五分刈りの小僧を演じさせたの
『帰って来た女必殺拳』(75) 監督:山口和彦李紅竜が主役の三作目だ。千葉治郎が冒頭で殺される。ジャッカー電撃隊のミッチー・ラブが妹分として出演するが、出番は少ない。敵対ボスが四天王選抜に悪人同士を戦わせる。ちょっと珍しい趣向だ。黒崎(倉田保昭)は
日本におけるカンフー映画は、73年「燃えよドラゴン」から始まった。大量の亜流を生んで衰退しかけたころ、ジャッキー・チェンが「酔拳」を引っ提げて登場する。本国78年、日本では79年のことだ。志穂美悦子主演作は74ー76年の三年間に公開された。ブルース・
『女必殺拳』(74) 監督:山口和彦志穂美悦子は好きだけど、なぜか東映の主演作は見ていなかった。大量に輸入された香港のカンフー映画を見ていたので、日本製カラテ映画までは手が回らなかったのか。調べたら主演七作は全て円盤で買えるので、見ることにした。
いよいよ最終巻だ。言い忘れたが、ひとつの箱に2枚づつ入ってます。『眠狂四郎 人肌蜘蛛』(68) 監督:安田公義第11作。狂四郎は子供のころ葬った母の墓参りに訪れた。えっ、母の顔を知らないんじゃなかったのか。甲府の山中・大鴉の森に佇む鬼館は、召し出され
『眠狂四郎無頼控 魔性の肌』(67) 監督:池広一夫第9作。奉行が天草で押収された黄金のマリア像を、公家に献上するため京都に運ぼうとする。狂四郎は護衛を依頼される。奉行の娘ちさ(鰐淵晴子)が同行することになった。22歳の彼女は人間離れして美しい。歩くフ
『眠狂四郎 多情剣』(66) 監督:井上昭第7作。4作目の敵・菊姫(毛利郁子)が再登場する。菊姫の逆襲とサブタイトルをつけたいところだ。前回の能面を断ち割るシーンが回想されるが、使い回しではなく新撮だ。傷痕の位置が変わっていて、こちらのほうがいい。元
紙の解説書が無いと書いたけど、ありました。円盤に埋もれて見逃していた。薄いけど立派な解説だ。『眠狂四郎 炎情剣』(65) 監督:三隅研次第5作。狂四郎は吉原裏の浄閑寺で暮らしている。引き取り手のない女郎の無縁仏が並ぶ通称投げ込み寺だ。映画オリジナル
『眠狂四郎 円月斬り』(64) 監督:安田公義第3作。片桐高之は将軍の婚外子である。血筋を鼻にかけて、貧民窟の住民を試し切りにする。狂四郎の持つ無想正宗に執着して付きまとう。父を殺された貧乏人の太十は、仕返しのため高之が惚れている富豪の娘を誘拐する
『眠狂四郎 殺法帖』(63) 監督:田中徳三市川雷蔵主演の「眠狂四郎」第1作だ。12本もあるので、「俺も酔狂だなあ」と自嘲的な気分だったが、見始めて五分で吹っ飛んだ。めちゃくちゃ好みだった。主役の市川雷蔵が水もしたたる色男だ。普段は美女が好きで美男に
奥歯のインプラントを入れてもらった。数ヶ月ぶりに抜けていた箇所がふさがった。あと一回調整すれば治療終了である。やれやれ長かった。市川雷蔵主演の「眠狂四郎」ボックスを見始めた。1万円ちょっとで12本入りという安さ。安いだけに紙の解説書はついてい
『東海道お化け道中』(69) 監督:安田公儀シリーズ3作目は、「ガメラ対ギロン」と同時上映だったらしい。凶悪なヤクザが鬼塚の番人(左卜全)を殺し、正統派親分を闇討ちする。正義のヤクザ百太郎(本郷功次郎)は、父を探す少女を助けながら、親分の仇を討つ。本
『妖怪大戦争』(1968) 監督:黒田義之特技監督の黒田義之が本編も担当する。人間の視点で見た妖怪ではなく、妖怪たちが主体性を持ち行動する。前作が伝統派怪談なら、本作は「ゲゲゲの鬼太郎」に近い。メソポタミアの遺跡から甦った吸血妖怪ダイモンが日本に飛
『妖怪百物語』(1968) 監督:安田公義劇場で観ている。「ガメラ対バイラス」と同時上映だった。悪徳商人・但馬屋が代官と癒着して長屋を潰しにかかる。手先となる乱暴者に吉田義夫。長屋の住民を助ける浪人に藤巻潤。ダブルヒロインの清純枠が高田美和、やや蓮
・波の音が消えるまで(2014) 作:沢木耕太郎文庫全三巻をあっという間に読んだ。この人の小説は初めてだ。文章がとにかく読みやすく、すんなり頭に入る。リーダービリティは抜群である。元サーファーの航平は、バリ島の帰りに立ち寄ったマカオでギャンブルの沼
カードが使えるようになったので、日本映画をまとめ買いした。大映はガメラ・大魔神に続く特撮シリーズ妖怪三部作と、勝新の座頭市と並んで大映の屋台骨を支えた市川雷蔵の眠狂四郎十二作。東映からは何故か今まで見ていなかった志穗美悦子の女必殺拳五作とそ
「おかもんのAI Studio」という動画をヘビーローテーションしてます。めちゃくちゃ綺麗でかっこいい。「戦え!バタコさん!!」「征け!ドキンちゃん!!」が特に素晴らしい。ハリウッドのヒーロー集合映画より好みだ。他にドラえもんやどれみもあるけど、ア
「ダンダダン」18巻途中で飽きて3冊ほど飛ばしてしまった。久しぶりに読むとやっぱり面白いな。長編だけど数冊ごとに話が区切られるので、途中からでも楽しめる。今回の敵はこの巻で倒される。切なさがナイス。ターボババアやセルポなど常連もいい味してる。
・こびとが打ち上げた小さなボール(1978) 作:チョ・セヒ韓国文学のロングセラーである。200刷を越えて現在まで読み継がれている。朴大統領の軍事政権時代、韓国は「漢江の奇跡」と呼ばれる経済成長を成し遂げた。その反面、貧しい労働者たちは過酷な重労働と
・オリンピア ナチスの森で(98) 著:沢木耕太郎若い頃に読んでいた。1936年ナチス政権が開催したベルリンオリンピックは、現代に続く大型ショーとしての五輪の幕開けであった。聖火リレーが始まったのは本大会からだ。関係者やファンは嫌がるだろうが、大量殺
・麻雀漫画50年史 著:V林田サブカル研究書は物足りないので、あまり読まない。下手すると自分の方が詳しかったりする。単に年くってるせいですが。語られることの少ない麻雀漫画を網羅した本が出たので、読んでみた。70年代の北野英明はけっこう好きだった。
『ブラック・レイン』(1989) 監督:リドリー・スコット珍しくアメリカ映画を見た。高倉健のハリウッド映画で松田優作の遺作という重要な作品だ。ニューヨーク市警のニック(マイケル・ダグラス)は凶悪な日本ヤクザ佐藤(松田優作)を逮捕した。日本まで護送する任
カードが二枚とも使えなくなったので、銀行に行って解決した。Amazon jpによる海外からの高額注文をプロテクトしているらしい。今さら何を言ってやがる。日常には不自由しないが、トラブルを解決するには人の助けが必要なのが情けない。まあ人は一人で生きら
『大魔神逆襲』(66) 監督:森一生三作目だ。特技監督はすべて黒田義之。以前の二作と違うところは、正義側の権力者が出てこないところ。若君も姫様もいない。庶民視点で主役は子供である。横暴な豪族が硫黄採掘のため、木こりたちを拉致して鉱山で重労働させる
『大魔神怒る』(66) 監督:三隅研次大魔神は三作とも66年に作られている。驚くべき意欲と能力だ。監督は座頭市シリーズでお馴染みのエンタメ監督たちが続々と登場する。似たようなプロットが続いた印象があるが、それぞれ味わいが異なり、惰性のマンネリなどで
大魔神三作はもちろん観ているが、昭和ガメラを集めたついでに円盤で揃えることにした。まず一作目から。『大魔神』(66) 監督:安田公義大映得意の時代劇に特撮を駆使する贅沢な作品だ。本作が「ガメラ対バルゴン」と同時上映だったのは信じられない豪華さであ
『大江山酒天童子』(60) 監督:田中徳三ガメラ以前の大映特撮を追いかけている。本作も特撮目当てで見たら、意外にも充実した力作だった。本作は有名な頼光の鬼退治に現代的解釈を加えて、人間ドラマとして再構築している。酒天童子(長谷川一夫)は鬼ではない。