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2017年05月22日23:41

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ブギスに行ってみたが/『デイワールド』

ゲーセンがあったころは、ブギス・ジャンクションに通勤していた。お気に入りの食堂が何軒もあって、選び放題だった。1月末に閉鎖されてしまったので、セラングーン・ネクスに変えた。こちらはより庶民的というか貧乏くさいというか、安っぽすぎて好みではない。本日は昼食とちょっとした買い物のためにブギスのほうに行ってみた。やっぱ、こちらのほうがいい。「Jade」で昼飯。よもや、とゲーセン跡を覗いてみたが、ケータイ電話屋になっていた。
ゲーセンて、すたれていく業種なのかなあ。紙の本屋と同じで、なくなると寂しい店の筆頭だが、明るい材料はあまり見当たらない。

・デイワールド(85)作:フィリップ・ホセ・ファーマー
限られた土地を七倍有効に使う方法がある。一週間のうち決まった曜日だけに活動して、あとの六日は冷凍睡眠機のようなもので「固定」されて過ごすのだ。指定曜日以外の日に起きているのは犯罪である。主人公の警官は「曜日破り」を捕えるよう指示されたが、実は彼自身が「曜日破り」だったのだ。
ユニークきわまりない着想だ。主人公が各曜日ごとに異なった職業と人格を持っており、しだいに多重人格者になっていく過程は、なかなか読ませる。追跡しながら逃走するというサスペンスもいい。ファーマーだけに小説としての出来はいいが、欠点が大きすぎる。

アイデアは買うにせよ、どう考えてもこの設定は無茶だろう。何かに熱中したら24時間を超えることもあるし、日付を越えて旅行する人はどうすればいいのか。曜日ごとに独立した世界らしいが、建物やインフラはそのまま使うわけだから、異文化が七個並ぶというわけにはいかないと思うが。内省的で暗い展開にならざるを得ないし、作者らしい天衣無縫の味わいは望むべくもない。★★★
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