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2017年05月20日23:23

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ステンレス・スチール・ラット4

四冊目のステンレス・スチール・ラット。

・ステンレス・スチール・ラット 諸君を求む(78)作:ハリイ・ハリスン
主人公するりのジムとアンジェリーナの間に生まれた双子は、もう18歳だ。前作では赤ん坊だったから、18年の歳月が過ぎたことになる。
外宇宙からの侵略軍がやってきた。不定形だったり目玉が飛び出していたり、大昔のパルプマガジンそのままの連中だ。ジムは怪物の着ぐるみをまとって潜入する。なんとも大時代な宇宙活劇だが、やたらと面白い。外宇宙軍の侵略動機は「人間が気持ち悪いから」。なるほど、納得だ。

が、これには裏があり、何度となく戦ってきた「あの連中」が一枚嚙んでいた。ジムの二人の息子も立派に成長しており、機転もきくし実働部隊として大活躍する。ご家族スペースオペラである。
ジムが天才的な策略で敵の大群を葬ろうとするが、なんの伏線もなく登場した偉い人に止められる。普通ならご都合主義と言われるところだが、唐突さが一種のギャグになっているので、笑うしかない。しかも主人公を助けるのではなく、ピンチを持続させるためのご都合だから、なんとも人を食った話だ。
二回も時空を超えた奇策が退けられたジムは、唖然とするような正攻法で問題を解決する。あまりにまっとうすぎてかえって驚いた。でも理にはかなっている。スケールの大きさと千変万化のプロットに酔いしれた。娯楽SF&宇宙活劇ここにあり!と叫びたくなる大快作だ。★★★★★
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