空と心

総ては空であり、
空より来る。
空を実相とし、不空である。
基は空。しかるに、人、夢幻に迷う。
これは何か？
心である。
現実も心、生死も心、環境も心、
事実も心、心である。
深層意識界などもあるが、心に引き出されている。
心を吹き消した境地があり、
これを涅槃とし、求める。
完全に吹き消すには、自我の本を開放せねばならない。
自我の本を悟らねばならない。
そこに魔性も潜む。オンスーティッツァバジャラ。
払いて、ようやく、素の本性となる。
勝境である。
自我の本は、執着心なのである。
愛であろうと、願いであろうと。